日本電気株式会社(本社:東京都港区、取締役 代表執行役社長 兼 CEO:森田 隆之、以下 NEC)は、店舗・EC・アプリなど複数チャネルに分散した顧客行動データを統合し、“店舗とオンラインが融合した顧客体験を提供するOnline Merges with Offline(以下OMO)”の実現を支援する「NeoSarf Loyalty Core Service」を発表した。本サービスの提供開始は、2026年秋を予定している。
オンラインとオフラインを行き来する複雑なカスタマージャーニーに対応し、顧客を一人の顧客像として横断的に把握。顧客行動データの統合・見える化からロイヤル顧客育成につながる活動までを支援する統合顧客基盤をクラウドサービスとして提供する。

図 NeoSarf Loyalty Core Serviceのイメージ

【背景】

ECの普及やアプリ会員などのデジタルチャネルの拡大により、小売業やD2C(Direct to Consumer)を展開する製造業などでは、顧客接点が多様化・複雑化している。その結果、顧客属性や購買履歴、ポイント獲得、クーポン利用といった顧客行動データがチャネルごとに分断され、企業全体として顧客像を把握することが難しくなっている状況だ。

NECはこれまで、EC通販統合ソリューション「NeoSarf/DM」を基盤とした個別開発により、顧客基盤の構築を支援してきた。その知見を活かした新たなサービスとして「NeoSarf Loyalty Core Service」の提供を開始。初期導入費用+月額利用料で利用でき、必要な機能の提供から運用、改善までを継続的に支援する。

【NeoSarf Loyalty Core Serviveの特徴】

1. 有効会員数に応じた従量課金でスモールスタート

豊富な導入実績を持つ「NeoSarf/DM」による統合顧客基盤を新たにサービスとして提供することで、初期導入コストを抑えつつ、有効会員数に応じた従量課金によるスモールスタートが可能だ。事業の成長に合わせて、段階的に機能を拡張できる設計としている。

また、関連法令や業界ガイドラインへの対応、機能強化やシステム更新はNECが主体となって計画的に実施する予定だ。これにより、本サービスの導入企業はシステムの維持管理にかかる負荷を軽減し、店舗運営や顧客サービスといった本来の業務に集中できる環境を作る。

2. ロイヤル顧客育成を支援する多彩な機能群

NeoSarf Loyalty Core Serviceは、顧客行動データの統合にとどまらず、顧客との関係性を継続的に育成・強化するための機能を備えています。ランク、クーポン、ポイント、お知らせなどの機能によって、チャネルを横断したポイント施策やクーポン施策の提供に加え、顧客属性や行動に応じたキャンペーン施策の実施を支援し、顧客との継続的なコミュニケーションが可能だ。

また、全社・店舗別の集計レポートや会員購買率、新規会員獲得数の推移などを可視化し、施策の効果検証と改善を継続的に行える環境を提供し、ロイヤル顧客の育成に向けたPDCAサイクルの高度化を支援する。

3. データ活用を見据えた導入後の伴走支援

NECは、NeoSarf Loyalty Core Serviceの提供にとどまらず、蓄積した顧客行動データの活用を見据えた支援も視野に入れている。小売業のビジネス支援やデータ分析に関する知見を有するメンバーが、顧客理解の深化やロイヤル顧客育成をテーマに据えたデータ活用を支援し、データを起点とした継続的な顧客価値向上に貢献する。