株式会社ピアラの連結子会社で、D2CとP2Cの企画・販売を手掛ける株式会社P2Cは、機能性インナーブランド「SHAPEDAYS」の新商品「24Hスキンブラ」を、2026年9月6日より全国のスギ薬局174店舗で販売開始した。一部店舗を除く。これにより取扱店舗数は合計256店舗となった。

拡大の経緯は段階的だ。2026年7月17日に公式ECサイトで先行発売し、8月にはロフト、アインズ&トルペ、トモズ、ユニバーサルドラッグの4業態82店舗で店頭展開を開始した。発売から1週間で一部カラーが完売した店舗も出たという。そこに9月6日からスギ薬局174店舗が加わった形になる。

この販路の広げ方は、小売の立場から見ると分かりやすい流れになっている。まずECで反応を確かめ、次にバラエティショップと都市型ドラッグストアで店頭での動きを見て、その実績をもとに大手ドラッグストアチェーンへ持ち込む。いきなり全国のチェーンに提案するのではなく、実売のデータを積み上げてから交渉する段取りだ。バイヤーの側から見れば、他業態での販売実績が判断材料になる。

発売から1週間で一部カラーが完売した店舗が出たという点も、店頭展開を判断する材料になっている。ECでの評判が実際の店頭の動きに結び付くかどうかは、扱ってみるまで分からない部分が大きい。最初の82店舗での結果が、次の174店舗への説得材料になったという流れが読み取れる。

商品の性格も、店頭展開との相性が意識されている。「24Hスキンブラ」は、シリーズ累計41万枚を突破した主力アイテム「24時間育乳ブラ」から進化したリニューアルモデルで、独自構造の4Dパッドを採用した。同社は、シームレスで衣服に響きにくい着け心地は写真だけでは伝わりにくいとしたうえで、店舗が増えたことで実物を確かめてもらえるようになったと説明している。ECでは伝えきれない要素を店頭が補うという役割分担だ。

価格は税込2,420円。同社は、着る服や気分に合わせて色違いで揃えたくなる価格設定だとしている。サイズはS、M、L、LLの4サイズで、店頭ではブラック、ベージュ、ピンク、サックスブルーの4色を展開する。グレーはEC限定カラーという扱いだ。仕様は、パッド内蔵、ノンワイヤー、ホックレス、タグレス、シームレスとなる。

店頭とECでカラーを分ける手法は、双方の役割を整理する方法のひとつといえる。店舗では回転の見込める色に絞って在庫を持ち、ECで全色を扱う。店舗側は品揃えのリスクを抑えられ、EC側には店頭にない色という誘導の理由が生まれる。売場の面積が限られる業態にとっては、検討する価値のある考え方だ。

シリーズ累計41万枚という実績も、交渉の場では効いてくる数字だろう。新規ブランドではなく、すでに一定の販売実績を持つシリーズの新商品という位置づけであれば、売場を確保するハードルは下がる。既存商品からの進化モデルという形をとっているのも、その延長線上にある。

ドラッグストアで機能性インナーを扱うという点も、売場の広がりを示している。従来この種の商品は、下着売場やバラエティショップ、あるいはECが中心だった。日用品や化粧品を買いに来る動線上に置かれることで、これまで接点のなかった層に届く可能性がある。単価2,420円は、ドラッグストアの平均的な買上単価から見れば高めだが、来店頻度の高さを考えれば検討の機会は多い。

SHAPEDAYSは2019年に誕生し、シリーズ累計販売数41万枚を突破した機能性インナーブランドだ。「いつもの日々に、シェイプアップを。」をコンセプトに掲げ、着圧ショーツ、骨盤ガードル、ナイトブラなど日常使いに適したラインアップを展開している。販売場所は公式ECサイト、Amazon、楽天市場のほか、全国のバラエティショップとドラッグストアとなる。

なお店頭販売では、店舗により取扱商品やカラー、サイズが異なる場合がある。同社は今後も取扱店舗のさらなる拡大を進めるとしており、最新の取扱店舗情報は公式ECサイトで確認できる。