株式会社JFR & KOMEHYO PARTNERSが運営するブランド買取専門店「MEGRÜS」は、TBSラジオ「宮舘涼太のロイヤルサロン」の番組提供を開始したと2026年9月7日に発表した。提供開始日は9月6日で、放送は毎週日曜日の18時から18時30分まで。番組提供とラジオCMの放送を行う。
同社は、大丸松坂屋百貨店とPARCOを展開するJ.フロント リテイリングと、コメ兵の合弁会社だ。出資比率はJ.フロント リテイリングが51%、コメ兵が49%で、2025年3月の設立となる。顧客からブランド品を買い取り、コメ兵に卸売りするビジネスモデルを採る。
店舗展開の形にも特徴がある。2026年9月現在で全国11店舗を運営しており、松坂屋名古屋店、大丸札幌店、大丸東京店、大丸京都店、大丸神戸店、大丸芦屋店、大丸福岡天神店、浦和PARCO店、調布PARCO店、名古屋PARCO店、そしてホワイトアベニュー福岡店と、大半がグループの商業施設内に置かれている。
この配置は、買取という業態にとって理にかなっている。同社が挙げる特徴の1つ目が「安心感」で、大丸・松坂屋・PARCOと同じグループであること、そして百貨店の中に店舗を構えているため査定の合間に買い物や食事を楽しめる点を挙げている。買取は査定に時間がかかる業態だが、その待ち時間が館内での消費に変わる構造になっている。
商業施設の側から見ても、買取業態をテナントとして入れる意味は見えてくる。品物を持ち込む来館者は、査定を待つ間に館内を回遊し、査定額が出れば手元に現金が入る。その現金がそのまま館内で使われる可能性もある。売る場所と買う場所を同じ建物に置くという発想だ。
特徴の2つ目に挙げられているのが「信頼」で、百貨店の外商経験を持つ担当も在籍し、顧客に寄り添う対応に努めるという。3つ目が「納得」で、宝石類は石の価値も査定に反映し、豊富な販路を持つからこそ納得できる査定を心がけるとしている。
今回のラジオ番組提供について同社は、番組が「上質な時間」や「豊かな暮らし」をテーマにしていることを挙げ、同社が大切にする丁寧なおもてなしや、あらゆる世代をつなぐという考え方と親和性が高いことから提供に至ったと説明している。あわせて、TBSラジオ開局75周年記念プロジェクトのオフィシャルサポーターとしても参画する。
広告媒体としてラジオを選んでいる点も、業態との相性で考えると理解しやすい。買取サービスは、思い立ってすぐ利用する類のものではなく、使わなくなった品物があると気づいた人が後日行動に移す。繰り返し接触することで想起されやすくなる媒体との相性がよい。番組の世界観と合わせることで、価格訴求とは違う文脈で伝える形になっている。
MEGRÜSは「ときめきをめぐらせる。」をコンセプトに掲げ、ブランドバッグ、時計、ジュエリー、貴金属などの買取サービスを提供している。不要になったモノを手放す場所ではなく、初めて出会ったときの喜びを次の方へつなぐための場所という位置づけだ。番組提供とラジオCMを通じて、ブランド品や貴金属の新たな活用方法とリユースの価値を伝え、認知拡大とサービス向上に取り組むとしている。