株式会社エポスカードは、ゲームタイトルとコラボレーションした「カプコンエポスカード プラグマタ」の発行を開始する。申し込みの受け付けは2026年9月17日から。年会費は永年無料、国際ブランドはVisaで、デザインは2種類用意される。
このカードにも、利用額の一部が寄付に回る仕組みが組み込まれている。利用金額に応じて付与されるポイントのうち0.1%分を、エポスカードが会員に代わって子ども支援専門の国際NGOへ渡す形だ。
注目したいのは、この手法がすでに1つの事業として規模を持っている点である。丸井グループは「『好き』を応援するビジネス」を戦略として掲げており、カードの利用が社会貢献につながる応援・寄付カードの取り組みは、2026年3月時点で37企画、会員数13万人まで拡大したという。
37企画という数字は、1つのカード会社が37の異なるコミュニティと接点を持っているということでもある。ゲーム、スポーツクラブ、キャラクターと、対象は多岐にわたる。それぞれのファン層に向けて専用の券面と寄付先を用意することで、汎用のカードでは届かない層を取り込む構図だ。会員数を企画数で割ると1企画あたり平均3,500人ほどになる。個々の規模は大きくないが、積み上がれば無視できない数になる。
商業施設の運営という観点で見ると、今回の発表でもう1つ押さえておきたいのが、カード発行に合わせたポップアップの展開である。会場は有楽町マルイ、モレラ岐阜、スマーク伊勢崎の3か所で、それぞれ日程が異なる。
有楽町マルイは2026年9月18日から27日まで、8階イベントスペースで11時から19時まで。モレラ岐阜は10月9日から12日まで、1階ブループラザで10時から18時まで。スマーク伊勢崎は10月23日から25日まで、1階の特設会場で10時から18時までとなる。
同じ企画を複数の施設で順に回すという形は、催事の運営として効率がよい。什器や商品の準備は1回で済み、会期を分けることで在庫も配分しやすい。都心の店舗から始めて地方の郊外型施設へ広げる流れは、話題性を先に作ったうえで面を広げる考え方といえる。
会場では、イベント限定デザインのオリジナルグッズと、そこでしか手に入らない購入特典が用意される。限定という条件を複数用意することで、遠方からの来場も見込む設計だ。
カードの新規入会特典も示されている。新規入会または切り替え後、3カ月以内に累計3万円以上を利用した会員へ、非売品のスマホストラップとフォンタブを贈るというものだ。先週発表された別のコラボカードでは10万円という条件だったが、今回は3万円と低めに設定されている。対象となる層の年齢や利用額を踏まえた調整と見られる。
なお題材となったゲームは2026年4月の発売で、発売から16日間で全世界の販売本数が200万本を突破したという。