飲食店による子ども食堂の実施支援と推進を行う「フードリボンプロジェクト」を運営する一般社団法人ロングスプーン協会は、2026年5月5日に活動開始から5周年を迎える。

日本では現在、約9人に1人の子どもが相対的貧困状態にあると言われており、家庭の経済状況などにより十分な食事をとることが難しい子どもも少なくない。

フードリボンプロジェクトは、そのような子どもたちに地域の飲食店を通じて食事を届ける仕組みとして2021年に開始された。

活動開始以来、地域の飲食店や支援者の協力のもと取り組みを広げ、現在では全国約300店舗が参加するプロジェクトへと成長している。

5周年という節目を迎えるにあたり、当協会の代表理事を橋本展行から加藤紘章へと引き継ぐこととなった。

新代表理事に就任する加藤紘章は、次のようにコメントしている。

「フードリボンプロジェクトは、多くの飲食店の皆さま、支援者の皆さま、そして地域の皆さまの温かい協力によってここまで育ってきました。新代表として、これまでと変わらぬ志を持ちながら、この取り組みをさらに広げ、より多くの子どもたちに食事と安心を届けられる社会を目指してまいります。」

なお、代表交代の引き継ぎ式は2026年5月9日にオンライン(Zoom)にて公開形式で実施する予定。また、フードリボンプロジェクトでは今後、活動を全国へさらに広げていくため、クラウドファンディングの実施も予定している。

フードリボンプロジェクトについて

ロングスプーン協会が運営する、飲食店による新しい子ども食堂のかたちとして全国に推進しているプロジェクトである。本プロジェクトに参加した飲食店では、店を利用する顧客が一つ300円のリボンを購入し、店に支援することで子ども達が無料で食事ができるようにする「フードリボン」の仕組みで、全ての子どもに食のセーフティネットを届けている。

飲食店が実施することで子ども達が「いつでも」困った時に駆け込める支援として機能することが可能になる。また、地域の大人(飲食店の利用客)から1つ300円のリボンを「思いやり」として少しずつ支援してもらうことで、飲食店の取り組みを持続可能にし、地域から多くの「参加」を促進している。

■フードリボンの仕組み

飲食店を利用するお客様がこどもの1食分として1つ300円のリボンを先払い購入し、お店に掲示。こどもたちがその掲示されているリボンを1つ取って、お店の人に渡すことで、無料で1食分の食事ができる仕組となっている。

① リボンを購入(300円/個)

② 店内の掲示板に購入したリボンを掲示

③ こどもが、掲示されているリボンを1つ取って、お店の人に渡す

④ 無料で1食分の食事ができる

【これまでの活動実績】
・フードリボン参加店舗:299ヶ所
・フードリボン活動実施店舗:213ヶ所
・導入開始からの支援累計:80,138食分
・導入開始からの利用累計:61,287食