株式会社セブン‐イレブン・ジャパンは、「レタスのシーザーサラダ」と「レタスとほうれん草のサラダ」をリニューアルし、北海道内の店舗で2026年9月22日より順次発売する。価格はいずれも318円、税込343.44円となる。

リニューアルの内容は3点に整理されている。野菜の増量、ドレッシングの刷新、そしてドレッシングの配置変更だ。

このうち売場の観点で最も興味深いのが、ドレッシングの原料である。同社は、定番商品である「野菜スティック」の製造工程で生じる野菜の端材を、ドレッシングに活用したとしている。サラダの製造工場で野菜をすりおろす工程から一貫して製造することで、野菜本来の味を引き出したという。

端材の活用という取り組みは、コスト削減と環境対応の両面を持つ。これまで廃棄していた部分を原料として使えば、廃棄費用が減り、仕入れる原料も減る。同時にフードロスの削減としても説明できる。

注目したいのは、それを味の向上として打ち出している点だ。端材を使うと聞くと品質が下がる印象を持たれかねないが、同社は素材本来のおいしさや甘みがより感じられるようになったと説明する。すりおろすという工程を前提とすれば、形が整っていない部分でも支障はない。工程と原料の相性を踏まえた設計といえる。

惣菜やカット野菜を自社で加工している小売にとっては、応用の余地がある考え方だ。端材が出る工程と、形を問わない加工品を組み合わせられれば、同じ仕組みが成り立つ。

3つ目の配置変更も、地味だが実務的な改善にあたる。ドレッシングを側面から前面の目立つ位置へ移したことで、ひと目で見つけられ、手を汚さずに取り出せるようになったという。

パッケージの中でドレッシングをどこに置くかという判断は、食べる場面に直結する。職場の机やイートインで食べる場合、袋を探して取り出す動作が煩わしければ、その分だけ体験が悪くなる。商品の中身ではなく扱いやすさを改善点として挙げている点は、実際の使われ方を見ている証拠といえる。

商品の内容は、シーザーサラダが増量したレタスにクルトンとベーコンを合わせたもの、もう1品がレタスとほうれん草を組み合わせたものとなる。

なお今回のリニューアルは北海道限定で、全国展開ではない。地域を限って試したうえで、成果に応じて範囲を広げるという進め方も考えられる。