株式会社セブン‐イレブン・ジャパンは、店内の専用オーブンで焼き上げる「セブンカフェ ベーカリー」のホールピザ2品をリニューアルし、2026年9月15日より全国の店舗で順次発売する。価格は「ふわもちマルゲリータ」が723円、税込780.84円、「ふわもち照り焼きチキン」が815円、税込880.20円だ。
リニューアルの中身は2点ある。生地の水分率を上げてもちもちとした食感にしたことと、サイズの拡大だ。
サイズは直径約20cmから約23cmへ変更し、表面積で約1.3倍となった。インチ換算では8インチから9インチ相当にあたる。そのうえで価格は据え置いている。
原材料費や人件費の上昇が続くなか、価格を維持したまま量を増やすという選択だ。売場では、同じ価格で大きくなったという事実がそのまま訴求材料になる。
あわせて、手でカットしやすい切れ目に変更したという。大きくなったぶん、分けて食べる場面が増えることを見込んだ変更といえる。
店舗運営の観点で押さえておきたいのが、この商品を支えるオーブンだ。約2分の短時間で焼き上げられ、庫内の温度が安定しているため、注文が集中する時間帯でも待たせずに提供できるとしている。熱風で焼く、表面をこんがり焼く、中まで温める、蒸気でしっとり仕上げるという4つの調理方法を組み合わせ、商品ごとに最適な設定で焼き上げる仕組みだ。
店内調理は、できたてを提供できる一方で、待ち時間とオペレーションの負担が課題になる。焼成時間を短く、かつ自動で最適な設定を選べる機器があれば、専門的な技能がなくても一定の品質を保てる。コンビニの現場で本格的なピザを扱えるのは、この前提があってのことといえる。
待ち時間への対応としては、事前注文の仕組みも用意されている。同社のアプリで注文しておけば、店頭でスピーディーに受け取れるという流れだ。店内調理の商品を扱ううえで、注文の分散は回転の改善につながる。
ホールを切り分けた「ハンディピザ」も継続して販売されており、マルゲリータが税込270円、照り焼きチキンが290.52円となる。1人で食べる場面と、複数人で分ける場面の両方に対応する構成だ。
同社の担当者はコメントのなかで、ピザの人気が年々高まるなか、より身近な場所で手頃な価格の本格的な焼きたてピザを提供するためのリニューアルだとしている。