株式会社セブン‐イレブン・ジャパンは、クリスマスケーキやオードブル、チキン、ワインなど合計約70商品の予約受付を、2026年9月14日10時1分から全国の店舗と同社のアプリで開始した。受取期間は12月19日12時から12月25日23時59分までとなる。
カタログ掲載商品の内訳は、クリスマスケーキ34品、アイス3品、パーティーメニュー32品の合計69品だ。
売場の観点で注目したいのが、少人数向けの品揃えを厚くしている点である。同社は1人から2人向けにあたる3号相当のケーキを充実させ、モンブラン、チョコ、ホワイト、ノエル、そして専門店監修の1品を各1,620円で揃えた。
世帯規模の縮小が続くなか、ホールケーキを丸ごと買う層は限られてくる。かといってカットケーキではクリスマスらしさが出にくい。直径10cm前後の小さなホールを1,620円という価格で並べることで、その中間を埋める構成になっている。
看板商品の扱い方も見ておきたい。発売30周年を迎える「クリスマスかまくら」は税込3,240円、直径約15cmの5号相当で4人から6人向けだ。同じ商品のキャラクターコラボ版は税込4,644円で、価格差は1,404円になる。中身の構成は共通で、デコレーションと箱、シールで差をつける形だ。
キャラクターとのコラボは今年も多い。1,620円の3号から5,389円の4号まで複数が並び、アクリルピックやスタンド、ポストカードといった特典が付く。食べ終わった後に残るものを付けるという設計は、価格差の説明になる。
販促の中心にあるのが、アプリ予約限定の早割だ。2026年9月14日から11月30日まで、対象のホールケーキ10品をアプリで予約注文すると10%引きになる。店頭予約は対象外で、アプリ内での事前決済が条件となる。
10%という割引率は、3,240円の商品であれば324円にあたる。2カ月半という長い期間を設定し、その間にアプリでの予約を集める形だ。事前決済まで済ませてもらえば、キャンセルも減る。需要の前倒しと支払いの確定を同時に進める設計といえる。
チキンについても、組み合わせに応じた5段階のセット割を用意した。最も大きいAセットは10個で500円引き、最小のEセットは4個で160円引きとなる。個数が増えるほど割引額も大きくなる構成で、まとめ買いを促す典型的な組み方だ。予約締切は受取日の2日前となる。
クリスマス商戦の予約受付は、各社が9月半ばに一斉に始めている。9月に予約を取り始めて12月に受け渡すという流れは、製造と物流の計画を立てるうえでも必要な期間といえる。早割の対象期間が11月末までに設定されているのも、そこで需要の大枠を固めるためだろう。