株式会社ライテックは、使い切りタイプの電子タバコ「NICOLESS VAPE 2」に3種の新フレーバーを追加し、2026年9月14日より全国のファミリーマートとオンラインストアで発売した。一部店舗を除く。価格はオープン価格で、シリーズの累計販売数は2026年8月時点で390万本を突破したとしている。
売場の観点で注目したいのが、訴求の軸に価格を据えている点である。
同社は、2026年10月に予定されている加熱式タバコの増税に触れたうえで、値上げが続くなかでも価格を据え置いて展開すると明示している。節煙や乗り換えを検討している層に向けた選択肢という位置づけだ。
増税は、たばこを扱う売場にとって毎回の転換点になる。価格が上がれば購入本数を減らす人が出て、別の選択肢を探す動きも生まれる。その時期に合わせて価格据え置きを打ち出すことは、比較の対象に入り込むための手法といえる。売場としても、増税の前後は関連商品の動きが変わるため、棚の構成を見直す機会になる。
フレーバー展開も押さえておきたい。今回の3種が加わり、全9種のラインアップとなった。ただし、展開するフレーバーは店舗によって異なるとされている。
9種すべてを置けば棚のスペースを大きく使うことになる。一方で数を絞れば、来店客が求める味がない状況も起きる。どの味を置くかは、立地や客層をもとに判断することになる。フルーツ系とメンソール系、コーヒー系と方向性が分かれているため、客層に応じて選びやすい構成ではある。
製品の仕様としては、リキッドの補充も充電も不要で、吸引回数は約900回とされている。前作からは約1.3倍に増えたという。吸い口を保護する専用カバーが付属し、ペン型でストラップホールも備える。
同社は9月14日に、別ブランドの使い切りタイプもファミリーマートで発売している。同じ日に同じチャネルで2つのブランドを投入する形で、価格帯や仕様の異なる選択肢を並べる構成になる。棚の中でどう棲み分けるかは、扱う側の判断になりそうだ。
同社は1937年の創業で、80年以上にわたってライターをはじめとする喫煙具を製造販売してきた。