マイボイスコム株式会社は、中華料理に関するインターネット調査の結果を2026年9月14日に公表した。6回目となる調査で、実施期間は2026年8月1日から7日、回答者数は11,077名となる。

売場の視点で最も注目したいのが、家庭での準備方法だ。複数回答で聞いたところ、「自分や家族の手作り」が58.7%、「冷凍食品、レトルト食品、チルド食品」が55.2%と、両者の差は3.5ポイントまで縮まっている。

さらに重要なのが、手作りが過去の調査と比べて減少傾向にあるという点だ。時系列で見れば、家庭内調理から簡便品へと重心が移りつつあることになる。「料理の素や、あわせ調味料などを利用する」も41.1%あり、女性40代から60代では各5割強と高い。

つまり、中華料理を家庭で食べる場面のうち、素材から作る割合は下がり、加工度の高い商品が受け皿になっている。冷凍食品の棚、レトルトの棚、中華調味料の棚のいずれもが、この需要の行き先になりうるということだ。

食べる頻度も押さえておきたい。自宅で中華料理を週1回以上食べる人は3割強で、高年代層で比率が高い一方、10代から30代では低くなっている。

メニュー別では偏りが大きい。よく食べるメニューは複数回答で、餃子が73.2%、麻婆豆腐が57.5%、チャーハンが45.0%となった。餃子の数字が突出しており、他の品目とは20ポイント近い差がある。

ただし年代差もある。餃子とシュウマイは高年代層で比率が高い一方、男性10代から40代では低いという結果だ。売場の構成を考えるうえでは、立地の客層によって重点を変える余地がある。

購入時の重視点も実務的な材料になる。価格が43.9%で最も高く、味がしっかりついているが26.1%、調理のしやすさが24.3%、野菜をたくさん食べるが23.6%と続いた。

価格が単独で1位である一方、2位以下は僅差で並んでいる。味の濃さは男性や若年層、野菜の量は女性や高年代層で高く、女性70代では1位になっている。同じ中華のカテゴリーでも、誰に向けて提案するかで訴求点が変わることを示す結果だ。

中華料理そのもののイメージとしては、庶民的が48.1%、こってりしたが41.7%、味が濃いが36.7%となった。庶民的という受け止めは、価格を重視するという回答と整合する。一方で、自宅で食べる頻度が月1回未満の層では、こってりしたが最も多い。日常的に食べていない層ほど、重い料理という印象を持っている構図といえる。

マイボイスコム株式会社調べ