春日井製菓株式会社は、菓子ブランド「モチラ」をリニューアルし、「モチラ ラムネ味」と「モチラ コーラ味」の2品を2026年9月14日より全国で発売した。内容量は44g、価格はオープン価格となる。
売場の観点で最も注目したいのが、パッケージの形状を変えている点だ。
同社は、半円型の新パッケージを採用し、キャラクターを大きく配置したデザインに刷新したとしている。売場でも目を引くデザインへと変えたという説明だ。
菓子の棚は、四角い袋が整然と並ぶ構成になりやすい。そのなかに形の違う袋が入れば、輪郭の差で目に留まる。パッケージの色や絵柄を変えるより、形そのものを変える方が、遠目からの違いは大きい。
一方で、形状の変更は陳列の面では条件が増える。既存の什器やフックに収まるか、積み重ねられるか、フェイスをどう作るかといった点を確認する必要がある。半円型は角のある袋より隙間が生まれやすく、限られた棚の中では扱い方に工夫が要る。
内容量も39gから44gへと増やしている。約13%の増量だ。価格はオープン価格のため店頭での売価は各店の判断になるが、量が増えたという事実は棚での説明材料になる。
発売から4年目でのリニューアルという時期も押さえておきたい。新商品として立ち上げた勢いが落ち着き、定番として棚に残るかどうかが問われる段階にあたる。パッケージと容量の両方を変えることで、既存の購入者にも新規の層にも接点を作ろうとする動きといえる。
ブランドの特徴は食感にある。同社独自の配合により、はじめはもちもちとしていて、噛んでいくとほろっと口どけるという食感を実現しているという。もち、ラムネ、グミのいずれとも言い切れない食感を、同社は未確認食感と表現している。
食感を売りにした菓子は、棚の前で説明するのが難しい商材でもある。味であれば商品名から想像がつくが、食感は食べるまで分からない。パッケージのインパクトで手に取ってもらう設計は、この点への対応とも読める。
販促面では、リニューアルに合わせてアーティストとのコラボ動画が公開された。書き下ろしの楽曲を使った15秒の内容で、同日から公開されている。
あわせて、新パッケージをモチーフにしたオリジナルのパーカーが当たるキャンペーンも実施される。当選者は12名、応募期間は2026年9月14日から9月27日までだ。公式アカウントのフォローとリポスト、さらに欲しいデザインの番号をリプライする形式となる。
賞品が4種類あり、そのうち1つを選ぶ形になっている点も、応募時の関与を高める工夫といえる。