株式会社イノベントは、業界関係者向けの商談専門展示会「FOOD STYLE JAPAN 2026 <中部>」を2026年10月28日と29日にAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)展示ホールDで開催する。時間は10時から17時までで、最終日は16時までだ。運営はFOOD STYLE Chubu 実行委員会が担う。

入場は無料だが、公式サイトでの事前登録(無料)が必要で、招待状のみでは入場できない。

この展示会で押さえておきたいのが、業態を絞ったコーナーを設けている点だ。

今年初めて実施する「スーパーマーケットパビリオン」は、スーパーのバイヤー向けに、売り場に導入しやすい食品を集める構成となる。

食品の商談展示会には、外食向けの業務用商材と小売向けの商品が混在する。同じ食品であっても、求められる条件は業態によって変わる。外食向けであれば大容量や調理前の素材が中心になり、小売向けであれば1点あたりの容量、価格帯、賞味期限、発注のロットが棚に合う仕様かどうかが問われる。

業態でコーナーを分ける構成は、来場者が回る範囲を絞れる形になる。会場全体を見て自分の業態に合う商品を探す形では、対象外の出展者も通ることになる。あらかじめ区分されていれば、その区画に集中できる。

もう1つの企画が「なまらうまい北海道フードパビリオン」で、こちらも初開催だ。北海道の農産品、水産加工品、乳製品、スイーツ、調味料、クラフトビールなどを扱う企業が出展する。

中部の展示会で北海道の商品を集める構成は、産地と商談の場を分ける形になる。北海道の商品は全国で需要がある一方、現地まで出向いて仕入れ先を探すには移動の負担が生じる。中部の会場に集まれば、その地域の小売や外食が一度に複数の事業者と会える形だ。

地域のテーマを扱う企画としては「東海を食す。」もある。「農×発酵&醸造」をテーマに試食を提供する内容だ。各日11時と13時の2回、各回100食限定で、2日間では合計400食となる。

試食品は「みかわ豚のリエット」と、蒲郡産魚介を使った「スープdeポワソン」だ。

時間を2回に分ける構成は、来場の時間帯への対応にあたる。100食を一度に出せば、早い時間に来た人で終わってしまう。11時と13時に分ければ、午前に来た人と昼過ぎに来た人の両方に機会が残る。調理と提供の体制も、2回に分散できる形だ。

このほか、デリカテッセン、食肉、DX・経営支援、輸出相談などのコーナーも設けられている。食品そのものだけでなく、経営の支援や輸出の相談を扱う区画が含まれる構成だ。

同社は11月18日と19日に「FOOD STYLE JAPAN 2026 <九州>」もマリンメッセ福岡で開催する。こちらは1,300社以上が出展し、3,250以上のアイテムを展示する規模で、初出展が630社以上を占める。

同じシリーズを地域ごとに開く構成は、移動の負担と関わってくる。全国で1か所のみ開催する形であれば、遠方からの参加は交通費と宿泊費が前提になる。中部と九州でそれぞれ開けば、その地域の事業者は近い会場に行ける。一方で、出展する側は複数の会場に出るかどうかの判断が生じる。

会期を2日間とする設定も、参加のしやすさに関わる。1日のみであれば予定が合わなければ参加できないが、2日間であればどちらかを選べる。一方で、出展する側は2日分の人員と展示の体制が必要になる。

事前登録を必須とする点は、商談を目的とする展示会の性質と対応している。来場者の業種や役職が分かれば、出展者側も相手を把握して話せる。来場する側にとっては、登録を忘れると会場に入れないため、当日までに済ませる必要がある。

出典:株式会社イノベント プレスリリース