イオン株式会社は、フランス発の冷凍食品専門店「Picard(ピカール)」を展開するイオンサヴール株式会社が、第7回お客さま「ピカール人気商品総選挙」と第6回スタッフ「ピカール人気商品総選挙」の結果を発表したと伝えた。10月18日の「冷凍食品の日」に合わせた発表で、日本第1号店のオープンから10周年の節目にあたる。投票期間は2026年8月31日から9月30日までだ。
結果では、「クロワッサン/ミニクロワッサン」がお客さまランキングで7年連続、スタッフランキングで6年連続の1位となった。
この総選挙で押さえておきたいのが、客とスタッフで投票を分けている構成だ。
客の投票は、買って食べた側の評価になる。スタッフの投票は、売る側が自分で食べたうえでの評価にあたる。同じ商品を対象に2つの集計を取る形で、両者の見方の違いが数字として出る。
両方で同じ商品が1位になる場合、売る側と買う側の評価が一致していることになる。店頭で薦めやすい商品と、実際に選ばれている商品が同じであれば、接客の内容と売れ行きがずれない。
順位が食い違う商品があれば、その差が情報になる。スタッフの評価が高いのに客の順位が低い商品は、良さが伝わっていない可能性がある。逆の場合は、売る側が把握していない需要があることになる。客だけの集計では、この比較ができない。
スタッフの総選挙が第6回で、客の総選挙が第7回という点も、取り組みの順番を示している。客への調査を先に始め、1年遅れでスタッフ側の集計を加えた形だ。
順位の変動も出ている。「ラタトゥイユ」はお客さまランキングで前年の8位から2位へ上昇した。6つ順位を上げた形になる。
野菜の商品も入っている。「芽キャベツ」や「花野菜ミックス」(ブロッコリー、カリフラワー、ロマネスコ)がランクインした。
冷凍野菜は、下処理が済んでいる点が商品の性質になる。芽キャベツやロマネスコは、生鮮で扱う店舗が限られる品目でもある。使い方が分からないまま買わない層に対して、冷凍の形であれば必要な量だけ使える。
アンケートの結果も公表されている。「家族とおいしく健康的な食事を楽しみたい」が89.1%、「新しい料理や食べ方を取り入れ、食事の時間を豊かに楽しみたい」が82.4%だった。差は6.7ポイントで、いずれも8割を超える。
同社は、手軽さと食の豊かさの両立を求める消費者ニーズがあると分析し、素材のおいしさと利便性を両立できる点を冷凍技術を生かした強みとしている。
10周年記念キャンペーンの第1弾も実施中だ。期間は2026年10月25日までとなる。
対象商品と価格(税込)は、クロワッサン440g(8個入)が通常970円から922円、パン・オ・ショコラ420g(6個入)が999円から900円、南仏野菜の角切り450gが700円から666円、キノコとゴルゴンゾーラチーズの薄生地タルト290g(約24センチ)が1,078円から1,024円だ。
値引き額を見ると、商品ごとに率が異なる。クロワッサンは48円引きで約5%、南仏野菜の角切りは34円引きで約4.9%、タルトは54円引きで約5%となる。一方でパン・オ・ショコラは99円引きで約9.9%にあたり、他の3品の2倍の率だ。
パン・オ・ショコラは999円から900円への変更で、価格が切りのよい数字に収まる。999円という表示は1,000円を下回る水準に置く形だが、900円であれば900円台の下限になる。残る3品は922円、666円、1,024円と端数が残る設定だ。
1位の商品であるクロワッサンの率が抑えられている点も、商品ごとの位置づけと対応する。既に選ばれている商品は値引きの幅が小さくても動く一方、認知を広げたい商品には率を付ける形になる。
内容量で割ると、クロワッサンは922円で8個入のため1個約115円、パン・オ・ショコラは900円で6個入のため1個150円だ。100gあたりではクロワッサンが約210円、パン・オ・ショコラが約214円で近い水準になる。南仏野菜の角切りは450gで666円のため100gあたり148円、タルトは290gで1,024円のため100gあたり約353円となる。
ノベルティのプレゼントもある。店舗では税込4,000円以上の購入で「オリジナルバターナイフ」と「オリジナルスープカップ」の2種類のうち1点、公式オンラインショップでは税込8,000円以上(配送料を除く)の購入で2種類セットが渡される。いずれも数量限定で、なくなり次第終了となる。
金額の条件は店舗が4,000円、オンラインが8,000円で2倍だが、渡される点数も1点と2点で2倍になる。1点あたりでは4,000円と同じ水準に揃う形だ。オンラインでは配送料が別に発生するため、条件を上げる設定と読める。
店舗は全11店舗で、東京都に青山骨董通り店、麻布十番店、神楽坂店、キラリナ京王吉祥寺店、ソコラ武蔵小金井店、自由が丘店、代官山店、南町田グランベリーパーク店、武蔵小山店の9店、神奈川県に横浜ベイクォーター店、横浜元町店の2店がある。
このほか、商品を使ったレシピがピカールの公式ブログで公開されている。同社は、フランス流の暮らしの楽しみ方である「Art de vivre」を食を通じて提案していくとしている。