イオン株式会社とイオントップバリュ株式会社は、カカオを使わずにチョコレートに近い味わいを楽しめる菓子「チョコか?」シリーズに新商品3品目を加え、2026年11月3日から順次発売する。発売後はシリーズが計10品目となる。販売は「イオン」「イオンスタイル」「マックスバリュ」など全国約5,300店舗で、発売日は展開企業によって異なる。

シリーズは2025年6月から展開しており、2026年8月末時点の累計販売数は200万個を超えた。

新商品は3品だ。「チョコか? BLOCK TYPE 塩プレッツェル」は80gで本体価格298円(税込321.84円)、人気のブロックタイプの新フレーバーで塩味のプレッツェルが入る。「チョコか? MINI BITES」は100gで398円(税込429.84円)、個包装タイプでストロベリークリーム&ビスケット、キャラメルクリーム、ピーナッツクリームの3種のフィリングを詰めた。「チョコか? WITH COOKIES」は143gで398円(税込429.84円)、チョコか?のチップ、ヘーゼルナッツ、オートミールを使ったクッキーだ。

このシリーズで押さえておきたいのが、カカオを使わないという原料の設計だ。

カカオ豆の価格高騰が続く中で、チョコレート商品の価格は上昇している。低価格帯では、カカオ分を減らして植物油脂で代替する形が取られることがある。この場合、商品の区分がチョコレートから準チョコレートに変わる。

「チョコか?」はこの方向とは異なる。原料にはひまわりの種を使った「ChoViva(チョビバ)」や、エンドウ豆とキャロブ(イナゴ豆)を使った「アノザM」が用いられる。カカオを減らすのではなく、別の素材で近い味わいを作る構成だ。

新商品3品はいずれもChoVivaを使用している。ChoVivaにはRSPO認証パーム油(セグリゲーション)を使う。セグリゲーションは認証を受けた油を他の油と混ぜずに扱う方式にあたる。

カカオを使わない商品であっても、油脂は必要になる。その調達に認証を付ける形は、原料を切り替えた先でも調達の条件を設ける構成だ。

商品名も、この位置づけと対応している。「チョコか?」という疑問の形は、チョコレートではないことを名前で示している。

「チョコ風」や「チョコ味」という表記であれば、本来のチョコレートの代わりという意味になる。問いの形であれば、食べた側に判断を委ねる形になる。カカオを使っていない事実を隠さずに、味で勝負する構成と読める。

売場の側から見ると、この商品は置き場所の判断が生じる。チョコレートの棚に並べれば、カカオを使った商品と比べられる。価格と内容量での比較になり、カカオ不使用という点が選ぶ理由になるかどうかが問われる。

一方で別の棚に置けば、比較の対象から外れる。ただし、チョコレートを探している客の視界には入らない形になる。

価格の構成も見ておきたい。100gあたりで計算すると、BLOCK TYPEは372.5円、MINI BITESは398円、WITH COOKIESは278.3円になる。

MINI BITESとWITH COOKIESは同じ398円だが、内容量が100gと143gで異なる。43gの差があり、WITH COOKIESは1.43倍の量になる。クッキーはチップとしてチョコか?を使う構成であるため、生地の部分が加わる形だ。100gあたりで最も安くなるのは、この構造によるものと読める。

個包装のMINI BITESは、100gあたりでは最も高い水準になる。個別に包む工程と包材が加わるためだ。フィリングが3種入る点も、製造の工程に関わる。

商品のタイプを広げる構成にも特徴がある。ブロックタイプは板状の形で、チョコレートの定番の形式にあたる。MINI BITESは個包装で、持ち運びや分けて食べる形に向く。WITH COOKIESは焼き菓子で、チョコか?を素材として使う形だ。

板状の形から個包装、焼き菓子へと広げれば、同じ原料で異なる売場に置ける。クッキーであればビスケットの棚、個包装であれば小袋菓子の棚という形になる。

累計の実績を期間で割ると、2025年6月から2026年8月末までの15か月で200万個のため、月平均は約13万個の水準だ。この実績を受けて3品目を追加し、7品目から10品目へ増やす形になる。

品目が増えれば棚で必要なスペースも増える。10品目を揃える店舗では、シリーズとしてまとめた展開も可能になる。一方で、取り扱う品目を絞る店舗では、どのタイプを残すかという判断が生じる。

なお、店舗により品揃えや取り扱いが異なる場合があるとされている。

出典:イオン株式会社・イオントップバリュ株式会社 ニュースリリース