株式会社ギフトパッドは、運営するアンテナショップ『Giftpad space~日本の魅力をつむぐ~』で、大分県主催の期間限定アンテナショップ「おんせん県おおいたフェア」を2026年11月1日から11月30日まで開催する。30日間の開催で、主催は大分県大阪事務所だ。

会場はKITTE大阪の2階で、所在地は大阪市北区梅田になる。営業時間は11時から20時までの9時間で、30日間では270時間の計算だ。同社は2025年8月にも同県のフェアを実施している。

イベントは週末ごとに組まれる。11月1日から3日は「かぼすフェア」で、2,000円(税込)以上の購入者に「つぶらなカボス」や「いいちこハイボール」(初日限定)、またはタワーのかぼす(11月3日限定)が渡される。11月7日は「お酒の大試飲会&鏡割り」で、同フロア斜め向かいのイベントスペースBにてふるまい酒(12時から鏡割り)、15種類以上の日本酒・焼酎・リキュールの大試飲会、限定おつまみ販売が行われ、3,000円(税込)以上の購入で入浴剤が渡される。

11月14日と15日は「乾しいたけフェア」で、2,000円(税込)以上の購入で乾しいたけの掴み取りに参加できる。11月21日から23日は日替わりの試食販売会で、21日がみどり牛乳ヨーグルト、22日がご飯のお供、23日が梅干し・梅酒・リキュールになる。大分県応援マスコット「めじろん」と「カボたん」は11月1日、7日、15日、29日に登場し、「カボたん」は11月1日のみだ。

この企画で押さえておきたいのが、イベントを置く曜日の分け方だ。イベントが設定されているのは11月1日、2日、3日、7日、14日、15日、21日、22日、23日、29日の10日で、30日間の約33.3%にあたる。このうち土日と祝日に該当するのは9日で、平日は11月2日の1日だけになる。11月の土日祝は11日あり、そのうち9日でイベントが実施される計算で、実施率は約81.8%だ。週末をほぼ埋め、平日はほとんど通常営業とする構成になる。期間限定の売場では滞在する期間が限られるため、来館者が多い日に体験型の企画を集める形になる。

空白の期間の分布も設計として見える。11月3日の後は4日から6日までの3日間、7日の後は8日から13日までの6日間、15日の後は16日から20日までの5日間、23日の後は24日から28日までの5日間に企画が置かれていない。最終日の11月30日もイベントの設定がなく、29日のマスコット登場が最後の企画になる。合計で20日間がイベントのない日だ。イベントのある日に人員と準備を集め、それ以外は通常の販売に充てる構成になる。

購入条件の金額も企画によって分かれている。かぼすフェアと乾しいたけフェアはいずれも2,000円(税込)以上だが、お酒の大試飲会は3,000円(税込)以上で1.5倍になる。酒類を扱う企画で条件を高く設定する形で、客単価が上がる商材と対応する部分がある。2,000円の条件では飲料や菓子の数点で届く金額だが、3,000円であれば酒を1本加える形が想定される構成だ。特典の内容も分かれており、2,000円の条件では飲料や掴み取りの参加、3,000円では入浴剤が渡される形になる。

この売場の業態も小売として特徴がある。『Giftpad space』は店内の区画を企業や自治体に貸し出す形で、同社は店内装飾、接客、販売、試食、サンプリング、販売管理のすべてをワンストップで実施するとしている。自治体が自前でアンテナショップを運営する場合、賃料に加えて人員の配置と販売管理の体制が必要になる部分がある。常設の店舗であればこれが継続して発生する形だ。区画を借りて運営を委託する形であれば、1か月単位で出店する選択が生じる構成になる。大分県大阪事務所が主催で30日間という期間設定は、この形と対応する部分がある。

出店者が得られるものにデータが含まれる点も業態として見ておきたい。同社はAIカメラによる来店者情報と行動分析に加えて、客の生の声を提供するとしている。一般販売のほかサンプリングや試食・試飲も行え、来場者のデータを今後の販売促進や品揃えに活用できる形だ。売場を販売の場だけでなく検証の場として使う構成になる。実際に売れた数量と、客がどう動いたかという情報が同時に取れる形であれば、商品を本格的に投入する前の判断材料になる部分がある。

前回の実績として示された数字も購買層の傾向を表している。2025年8月の出店では購買層の女性客が約64%を占めたとされ、男性は約36%の計算で約1.78倍の差になる。銘菓の「ざびえる」「ボンディア」、飲料の「つぶらなカボス」が好評で、日本酒・本格焼酎、ご飯のお供も高い売上を記録したとしている。今回のラインナップは前回に売れた商材と重なる構成で、実績に基づいて品揃えを組んだ形と読める。

客の声として挙げられた内容も、アンテナショップの機能を示している。「大分に住んでいたので懐かしい」という反応、「温泉だけでなく食や特産品の魅力も知れたので旅行に行ってみたくなった」という反応、「旅行で買い損ねたお土産を大阪で購入できてありがたい」という反応が紹介されている。産地から離れた都市で特産品を売る形では、過去にその土地に関わった客、旅行先として検討する客、旅行で買い逃した客という複数の層が対象に入る構成だ。

同社の設立は2011年12月で2026年11月時点で14年11か月になる。本社は大阪市西区南堀江、代表取締役は園田幸央氏だ。掲出内容や期間は予告なく変更になる可能性があり、販売中の商品は個数に限りがあるとされている。

出典:株式会社ギフトパッド プレスリリース