株式会社マッシュホールディングスは、株式会社マッシュスタイルラボが販売するラゲッジブランド「FPM Milano」のアイコンシリーズ「BANK」で、これまで取り扱いのなかったバリエーションを2026年9月30日に発売したと発表した。あわせて、11月から3会場で期間限定ストアを展開する。価格はいずれも税込だ。
今回追加されたのは3型の新色だ。SPINNER 53にSteel GreyとCaviar Black、TRUNK ON WHEELSにSteel Greyが加わった。これによりBANKシリーズのフルラインアップが揃った形になる。
欠けていたサイズと色を埋めてラインアップを完成させる進め方は、売場の側から見ると提案の幅に関わってくる。高額商材では、客が希望する色やサイズがなければ購買機会をそのまま失う場面がある。全型全サイズが揃えば、用途に応じた提案が成り立つ。
「BANK」はデザイナーのマーク・サドラーがヴィンテージトランクを現代風に再解釈したシリーズだ。アルミニウムボディ、手打ちのリベット、バタフライロック、レザーベルトといった特徴を備える。
価格は6型で示されている。VANITY CASEが215,600円、SPINNER 53が312,400円、SPINNER 55Mが332,200円、SPINNER 68が366,300円、SPINNER 76が385,000円、TRUNK ON WHEELSが413,600円となる。
サイズが示されている2型を見ると、用途の違いが分かる。SPINNER 53はH53×W36×D24.5cmで容量約36.6L、SPINNER 55Mより小さく機内持ち込み向けだ。TRUNK ON WHEELSはH75.5×W42.5×D36.5cmで容量約96L、重量約7.6kgとシリーズ最大の容量で、靴箱なども収納できる。
機内持ち込みから96Lの大型まで幅を持たせる構成は、旅行の日数や目的で選び分けられる形になる。21万円台から41万円台という価格帯のなかで、容量の違いが価格差の根拠として示せる構造だ。
期間限定ストア「LIMITED CONCEPT STORE」は3会場で順次開催する。エストネーション六本木店が2026年11月3日から16日まで、2階のインパクトスペースで営業時間11時から20時まで。日本橋三越本店が11月11日から12月8日まで、本館1階で10時から19時30分まで。阪急うめだ本店が11月25日から12月1日まで、1階のプロモーションスペース12で10時から20時までとなる。
会期の長さが会場ごとに大きく異なる点も押さえておきたい。日本橋三越本店が約4週間と最も長く、エストネーション六本木店が2週間、阪急うめだ本店が1週間だ。11月11日からは六本木と日本橋が重なる期間も生じる。会場の性格や立地に応じて配分を変えた構成と読める。
いずれも11月から12月上旬に集まっている点は、商材の性格に沿っている。年末年始の旅行に向けてスーツケースを検討する時期にあたり、贈答の需要とも重なる。
直営店の「FPM Milano 表参道」は事前予約が必要だ。営業時間は11時から19時までで、駐車場を1台分備える。大型ワゴンやSUVにも対応するとしている。
予約制にして駐車場を用意する形は、高額商材の接客設計として参考になる。スーツケースは実物を見て開閉や重量を確かめる商材で、1組にかける時間が長くなりやすい。予約で来店を分散させれば、接客の時間を確保できる。車での来店に対応している点も、購入後の持ち帰りを前提とした配慮にあたる。
FPM Milanoは1946年にイタリア・ミラノで創業したラゲッジブランドだ。公式オンラインストアも運営している。