株式会社銀座コージーコーナーは、クリスマス限定のスイーツギフト3品を2026年11月1日から販売する。期間は12月25日までの55日間で、いずれも数量に限りがある。
商品は3品だ。「クリスマス サンタさんとプレゼント」は6個入で500円(税込540円)、おうち型の箱に2種のクッキーが入る。片面にサンタと森の動物たちがケーキを作る場面、もう片面にプレゼントを用意する場面が描かれる。「クリスマス どうぶつたちとサンタさん」も6個入500円(税込540円)で、ベル型の箱に2種のクッキーが入る。片面にサンタのパーティー、もう片面にツリーを囲むサンタと動物たちの場面だ。「クリスマス プレゼントボックス」は12個入1,100円(税込1,188円)で、マドレーヌとクッキーが入る。
販売は全国の店舗で11月1日から始まる。福井県、京都府、鳥取県には店舗がない。オンラインは「ロッテショップ」で11月2日10時から販売され、なくなり次第終了になる。店舗によって販売開始日が異なる場合や、全品を取り扱わない場合がある。
この商品で押さえておきたいのが、個数の多い方が1個あたり高くなる点だ。6個入は500円なので1個あたり税抜約83.33円、税込では90円になる。12個入は1,100円なので1個あたり税抜約91.67円、税込では99円の計算だ。個数が2倍になるのに対して価格は2.2倍で、12個入の1個単価は6個入の1.1倍、約10%高くなる構成になる。小売の商品では複数入りの方が1個あたり安くなる設計が一般的で、まとめ買いの割引が入る形が多い。ここでは逆の関係になる。
この逆転には中身の構成が関わる。6個入の2品はいずれも2種のクッキーで、12個入はマドレーヌとクッキーになる。マドレーヌは生地にバターや卵を使って焼く菓子で、クッキーとは原価の構造が異なる部分がある。1個あたりの重量も大きくなる形だ。同じ「個数」で数えても中身が違えば単価が変わる構成で、12個入の単価が高いのは詰め合わせる品目の違いによるものと読める。客の側から見ると、個数で比べれば12個入が割高に見えるが、中身の種類が増える形になる。
価格の端数処理にも検算できる点がある。リリースは消費税8%で1円未満を切り上げると注記している。ところが500円に1.08を掛けると540.00円、1,100円では1,188.00円でいずれも端数が出ない。切り上げの注記があっても、設定された価格では切り上げが発生しない構成だ。8%の計算で端数が出ないのは税抜価格が25の倍数のときで、500円は25の20倍、1,100円は25の44倍にあたる。意図的に25の倍数を選んだかどうかは分からないが、結果として税込価格も区切りのよい金額に収まる形になる。
同じ価格の商品が2品並ぶ点も売場の構成と関わる。「サンタさんとプレゼント」と「どうぶつたちとサンタさん」はいずれも500円の6個入で、中身も2種のクッキーだ。違いは箱の形がおうち型とベル型という点、描かれる場面が異なる点になる。価格と内容が同じであれば、客は中身で選ぶのではなく見た目で選ぶ構成になる。贈る相手や用途によって形を選ぶ形で、売場では2品を並べて見せる意味が生じる部分がある。
箱の形そのものが企画の要素になっている。おうち型、ベル型、プレゼントボックスの装飾という3通りで、いずれもクリスマスのモチーフにあたる。菓子の詰め合わせは中身が見えない商材で、箱の見た目が選ぶ際の判断材料になる部分がある。12個入は開けるとサンタと動物たちがクリスマスの準備をする場面が現れる構成で、箱の外側と内側の両方に絵が入る形だ。贈られた側が開ける瞬間まで仕掛けが続く構成になる。
店頭とオンラインで開始日が1日ずれる点も運用として見ておきたい。店頭が11月1日、オンラインが11月2日10時で、店頭が先になる。オンラインの開始時刻が10時に設定される形は、注文が集中する時間を管理する構成と読める。店頭であれば各店に在庫が分散するが、オンラインは1か所の在庫に注文が集まる形になる。開始日を1日ずらす形であれば、店頭の初日とオンラインの初日が重ならない構成だ。
3府県に店舗がない点は販路の条件になる。福井県、京都府、鳥取県の客は店頭で買えない形で、オンラインが選択肢になる構成だ。期間限定の商品では、店舗網の空白地域をオンラインで埋める形が成立する部分がある。ただしオンラインはなくなり次第終了で、送料や配送の条件も加わる形になる。
イラストはいわにしまゆみ氏が描いている。同氏は昨年のパッケージも手がけており、2年連続での担当になる。同じ作家が続けて担当する形であれば、前年の商品を買った客が絵の雰囲気で認識する構成になる。季節商品は毎年入れ替わる商材だが、絵の作風が続けば年ごとのつながりが生じる部分がある。
同社の設立は1948年1月で2026年で78年になる。本社は東京都中央区新川、代表取締役社長は庄野和彦氏、資本金は4,910万円だ。店舗によって最終的な価格が若干異なる場合があるとされている。