オーケー株式会社は、横浜銀行の「はまPay」のサービス終了に伴い、同社店舗での会員割引を終了すると発表した。終了は2026年12月20日23時59分で、それまでは引き続き利用できる。対象となるのは「はまPay」による決済サービスと、食料品(酒類を除く)の3%相当(103分の3)の割引だ。

この終了で押さえておきたいのが、割引特典が外部の決済サービスに紐づく構成だ。「はまPay」は横浜銀行が提供するスマートフォン決済のサービスで、同社の店舗で使える決済手段の1つになる。小売が割引の特典を用意する場合、自社の会員制度で管理する形がある。会員証やアプリを提示すれば割引が適用される構成で、この形では割引の条件を自社で決められる部分がある。

決済サービスと組み合わせる形では、その決済の仕組みが前提になる。客が「はまPay」で支払えば割引が適用される構成で、決済と割引が一体になり別の提示が不要になる形だ。一方で、決済サービスが終われば割引も成立しなくなる部分がある。提供元が事業を終える判断をすれば小売の側では続けられない形で、今回の終了はこの構造によるものになる。

小売の側から見ると、決済サービスとの提携には利点と条件の両方がある形だ。客の側には支払いと割引が同時に済む利便があり、小売の側には新しい客層との接点が生じる構成になる。一方で、サービスの継続は提供元の判断に委ねられる部分がある。

割引の計算方法も見ておきたい。「3%相当(103分の3)」という表記で、税込価格に対して103分の3を掛ける形だ。103分の3は約0.029126で、率では約2.9126%になる。税込1,000円の買い物であれば約29.13円、5,000円であれば約145.63円、10,000円であれば約291.26円の値引きになる計算だ。

この計算方法は、税抜価格の3%を税込価格から引く形と対応する部分がある。税率3%を仮定した場合、税込価格から税抜価格を出す計算が103分の1にあたる形で、3%分を引く計算として103分の3が使われる構成になる。売場の表示という点では、この違いが客の受け取り方に関わる部分がある。「3%引き」という表記であれば税込価格から3%を引く形と受け取られる構成だが、実際の値引きは約2.9126%になるため1万円の買い物では約8.74円の差が生じる形だ。リリースで「3%相当(103分の3)」と併記する形は、この計算を明示する構成と読める。

対象の範囲も見ておきたい。食料品が対象で、酒類は除かれる形だ。食料品は軽減税率8%の対象にあたり、酒類は標準税率10%になるため、割引の対象が軽減税率の区分と一致する構成になる。スーパーマーケットの売場では、この区分がレジの処理に関わる部分がある。軽減税率の導入により商品ごとに税率が分かれる形になった構成で、割引の対象を同じ区分で設定すればシステム上の処理も既存の仕組みを使える形だ。

一方で、客の側から見ると分かりにくい部分も生じる。同じ食品の棚にある商品でも酒類であれば割引の対象外になる形で、みりんや料理酒といった商品では酒類に当たるかどうかで扱いが変わる構成になる。

日程の設定も見ておきたい。発表が2026年10月19日で終了が12月20日、62日で約2か月の間隔だ。終了の時刻が23時59分という分単位の指定も特徴になる。決済サービスはシステムで動く形で時刻を指定して停止できる構成で、店舗の営業時間とは別にシステム上の区切りが設定される形だ。

12月20日という日付も時期と関わる部分がある。年末の買い物が増える時期にあたり、12月の中旬を過ぎた日曜日だ。年末年始の買い出しが本格化する前に終わる構成になる。客の側から見ると終了までの期間に使い切る判断が生じる形で、2か月の猶予があれば別の決済手段に移る準備もできる構成だ。

同社は「オーケークラブ」の会員数が776万人を突破しているとしている。会員制度を持つ小売であれば、決済サービスとは別の経路で割引を提供する形も成立する部分がある。サービス終了の詳細は横浜銀行の公式サイトで案内されており、問い合わせはオーケー株式会社の広報室(報道機関向け)とお客様相談室(一般向け)で、いずれも土・日・祝日を除く8時から16時までの受付になる。

出典:オーケー株式会社 ニュースリリース