株式会社ユビレジ

iPadのクラウドPOSレジ。注文から会計までを多店舗で統一

株式会社ユビレジは、iPadを活用したクラウドPOSレジ「ユビレジ」を提供する企業です。店舗での会計、売上管理、商品管理をクラウド化し、飲食店や小売店を中心に、多店舗運営でも利用できるPOS基盤を展開しています。POSレジに加えて、飲食店向けの「ユビレジ ハンディ」や「ユビレジ QRオーダー&決済」など、注文から会計までの店舗オペレーションを支えるサービスも提供しています。

クラウドPOSの特徴は、店舗で発生した売上情報をインターネット経由で集約できることです。店舗責任者や本部担当者は、各店舗に出向かなくても販売状況を確認でき、日々の売上集計や店舗比較に活用できます。多店舗化するほど、各店のレジや商品マスタを統一して管理することが重要になるため、クラウド型の仕組みは本部と店舗をつなぐ役割を持ちます。

小売分野では、食品ロス削減ショップを展開するマルヤス高島平店や、洋菓子ブランド「パティスリーGIN NO MORI」、新横浜ラーメン博物館などの事例が公開されています。GIN NO MORIでは、クラウドPOSによって離れた場所から売上情報にアクセスできることが評価されており、店舗の販売状況をリアルタイムに把握する運用につながっています。
大学生協では、各地区で異なっていたレジをユビレジへ統一し、約3000台規模のレジ刷新を進めた事例もあります。大規模な店舗ネットワークにおいて、レジ環境を共通化し、運用や管理を標準化するというクラウドPOSの別の活用例です。

外食向けでは、ハンディやQRオーダーと組み合わせることで、スタッフが受けた注文や来店客自身が入力した注文をPOSと連携できます。DDグループでは100店舗を超える規模でユビレジ関連製品を活用した事例が公開されているほか、「かに地獄 新橋」などでは、外国人スタッフでも扱いやすい操作性が店舗運営を支える要素として紹介されています。

海鮮バイキング「いろは」ではQRオーダーを活用し、バイキングで追加注文を選ぶ体験をデジタルで支えています。単に人手を減らすのではなく、店舗ごとのサービス設計に合わせて注文方法を組み込める点がポイントです。
飲食店では、POSの統一が店舗単体の効率化だけでなく、本部の経営管理にも影響します。複数ブランドやM&Aによって異なるPOSが併存すると、データ形式や運用ルールが分かれ、集計や教育の負荷が増えやすくなります。ユビレジを共通基盤として導入することで、店舗オペレーションと本部データの双方を標準化する使い方ができます。

DDグループの事例では、POS基盤の統一に加えて、ハンディやQRオーダー&決済を組み合わせ、店舗スタッフの作業時間や教育負荷の削減につなげています。デジタル化によって注文作業そのものを減らし、その時間を来店客との会話や提案に振り向けるという考え方は、外食DXにおける一つの方向性を示しています。
ユビレジの事例から見えてくるのは、クラウドPOSが小規模店舗の会計効率化だけではなく、多店舗企業のシステム標準化や、飲食店の注文体験の設計にも使われていることです。会計を起点に売上、商品、注文の情報をデジタル化し、店舗で生まれるデータを本部の管理やサービス改善へつなげる仕組みといえます。

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