株式会社ファミリーマートは、2026年のクリスマス商品の予約受付を9月16日10時1分から開始する。対象は沖縄県を除く全国の約16,100店と同社のECサイトで、沖縄県は10月1日からの受付となる。ラインアップは全66種類、商品の受け渡し期間は12月20日から25日までだ。

クリスマス商戦の設計という観点で、まず注目したいのが予約開始の早さである。受け渡しの3カ月以上前に受付を始める形だ。

その背景にあるのが、早期予約を促す特典の組み立てである。早期予約期間は9月16日から12月1日9時までと、2カ月半にわたる。この期間に対象のケーキを予約すると割引価格で購入でき、さらにオンライン予約を使うと期間限定ポイントも付与される。割引とポイントを重ねることで、早く、かつオンラインで予約する動機を二重に作っている。

需要の前倒しは、店舗側の運営にも効く。予約数が早い段階で見えれば、製造と配送の計画が立てやすくなる。クリスマスケーキは日持ちしない商材であり、直前の駆け込み需要に依存するほど欠品と廃棄のリスクが高まる。

チキンとパーティーメニューにも特典が用意された。オンラインで対象のチキンセットを予約すると150円相当のポイントが付く。加えて、対象のチキンセットやパーティーメニューを予約すると、1品につき1枚、2Lドリンク1本と交換できる無料引換券が贈られる。店頭予約ではレシートクーポン、オンライン予約ではアプリのクーポンという形だ。

このドリンク引換券は、来店を年末までつなぐ仕掛けになっている。利用期間が12月31日までと設定されているため、クリスマスの受け取り後にもう一度店に足を運ぶ理由が生まれる。年末は帰省や来客で飲料の需要が高まる時期でもあり、引き換えのついでに他の商品を買う可能性もある。

商品構成は幅が広い。ケーキが28種類、チキンが10種類、ローストレッグやピザ、オードブル、サラダ、寿司、サンドイッチといったパーティーメニュー、そしてスパークリングワインが11種類という内訳だ。

価格帯も分散している。オリジナルケーキは税込4,700円から5,240円、専門店監修のケーキは2,980円から4,980円。チキンセットは1,218円から3,144円まで5段階が用意され、対象人数も2人から4人まで分けられている。世帯規模と予算に応じて選べる設計になっている。

専門店監修の商品では、昨年に続く1ブランドに加え、2つのブランドが初登場する。コンビニのケーキが専門店の名前を借りる手法は定着しているが、選択肢を増やすことで単価の高い層を取り込む狙いがある。一方、キャラクターとのコラボケーキにはオリジナルの特典が付き、こちらは家族向けの需要を受け止める。

なお軽減税率の対象商品のため、税込価格は消費税8%で表示されている。地域や店舗によって取り扱い商品や価格が異なる場合があ