川西阪急スクエアは、「第2回 ぴぃぷぅ・こそだてマルシェ あんしん・みらいフェスタ」を2026年9月19日と20日の2日間開催する。時間は各日10時から16時まで、会場はアステ川西1階の広場と川西阪急スクエア。入場は無料で、一部に有料のワークショップがある。
商業施設の集客企画という観点で注目したいのが、外部機関の巻き込み方だ。
出展するのは、市の消防本部南消防署、市の総務部危機管理課、自動車関連団体の県支部、そして館内の書店である。行政機関を2つ、公益団体を1つ、館内テナントを1つという構成になっている。
消防署のブースでは、防火服を着て親子で記念撮影ができるほか、空気呼吸器を背負ったり消火ホースに触れたりする体験が用意される。危機管理課のブースでは、実際に避難所で使うテントや簡易ベッドを体験でき、新聞紙でスリッパや皿を作るペーパークラフトも行う。いずれも9月19日のみの実施だ。
商業施設が単独でこうした企画を組むのは難しい。消防車両や避難所の設営資材は持っていないし、内容の専門性も担保できない。一方で行政側は、住民に防災や防犯を伝える機会を探している。場所と集客を提供する代わりに、内容を持ち寄ってもらうという分担が成り立つ。
後援に川西市、池田市、宝塚市、猪名川町と、それぞれの教育委員会が名を連ねている点も、この構図を支えている。1つの市にとどまらず周辺自治体まで広げることで、商圏に近い形の告知が期待できる。
館内の書店が出展している点も見逃せない。人気の学習漫画シリーズのキャラクターを招き、缶バッジのワークショップと撮影会を実施する。各回先着10名から50名という規模だ。テナント側にとっては、自店の売場では集められない層に接触できる機会になる。
回遊の仕掛けも用意されている。川西阪急スクエアとアステ川西を巡る防災サバイバルクイズラリーで、解答用紙は2階の出入口前で配布し、ゴールは4階に置く。ゴール地点で抽選会を行う形だ。館をまたいで縦に動かす設計といえる。
対象は小学生以下の子どもと保護者のペアで、1組1回限りとなる。館内を歩いてもらううえで、家族単位で参加してもらう構成だ。
2日目には地元のダンス連盟によるステージも行われる。地域の子どもたちが出演する形で、その家族や関係者の来館も見込める。
第2回という回次も押さえておきたい。昨年6月の初開催で好評を得たことを受けての実施で、企画としての継続性がある。行政や地域団体との関係も、回を重ねるほど組みやすくなる。