株式会社阪急阪神百貨店は、阪急うめだ本店で「秋の味覚を楽しむ~いも・くり・かぼちゃ~」を2026年11月1日から17日まで開催する。17日間の開催で、いも、くり、かぼちゃをテーマに全50種類以上のメニューや食材を展開する。商品や店舗により販売期間は異なる。
展開する売場は地下1階と地下2階の食品フロア、4階のカフェ、12階のレストラン街「祝祭ダイニング」になる。さつまいもでは地下2階の生鮮売場に京都府産(京丹後)の紅まいこ、徳島県産のなると金時、茨城県産の紅はるかが並ぶ。食品売場では栗尾商店「鳴門のうず芋」250g入が864円、comemariのスイートポテト味が1個648円、日本のさらだ「いとはん」の焼き芋の和さらだ(紅はるか使用)が100g648円だ。阪急限定として神戸北野坂 串かつの「焼き芋と鶏もも」が1本260円になる。
栗の商品は品目が多い。食品売場ではCASANEOの季節のミルクリーム モンブランが1個896円、ケントハウスのマロンショコラが1個810円、鶴屋吉信「つばらつばら 栗」が1個346円、叶 匠壽庵「一壺天」が1個292円になる。12階の祝祭ダイニングではオールスターダイニングの焼きたてワッフルのソフトクリーム乗せ モンブランが1食1,400円、4階のカフェではビチェリンのマロンパイが1皿1,100円だ。酒類では西山酒造場(兵庫県)の小鼓 栗焼酎 古丹波が720ml3,300円、無手無冠(高知県)のダバダ火振が720ml1,601円、1,800ml3,000円になる。
かぼちゃと関連商品も揃う。阪急限定でRF1のロロンかぼちゃのサラダが100g540円、お惣菜のまつおかの「いも栗なんきんトリオ」(大学芋風)が100g486円だ。ルピシアの「いもくりかぼ茶」は茶葉50g袋入が900円、ティーバッグ10個入(2.5g×10)が1,030円になる。FLAVÉDOの和栗+天の紅茶は130g1個1,350円で、熊本県産の和栗が使われる。
この催事で押さえておきたいのが、1つの企画のなかで税率が分かれる構成だ。食品フロアで持ち帰る商品は軽減税率8%の対象だが、4階のカフェと12階のレストラン街での飲食は店内で食べる形になり標準税率10%にあたる。酒類も軽減税率の対象外で10%になる。同じ「栗」をテーマにした商品でも、食品売場のモンブランは8%、レストラン街のワッフルは10%、栗焼酎は10%という構成だ。売場の側から見ると、同じ催事の商品がフロアごとに異なる税率で登録される形になる。客の側では税込の表示だけが見えるため意識しにくいが、価格を設計する段階では掛ける数字が変わる部分がある。
価格を税込として逆算すると、設計の違いが見える。18品のうち半分の9品で税抜が端数のない金額になる。鳴門のうず芋の864円は税抜800円、comemariと和さらだの648円は600円、マロンショコラの810円は750円、ロロンかぼちゃのサラダの540円は500円、いも栗なんきんトリオの486円は450円、FLAVÉDOの1,350円は1,250円の計算だ。10%の商品ではビチェリンのマロンパイの1,100円が税抜1,000円、小鼓 栗焼酎の3,300円が3,000円になる。残りの9品は税抜で端数が出る形で、税込の表示を基準に決めた構成と読める。
ルピシアの2形態は単価で大きな差が出る。茶葉50g袋入の900円は1gあたり18円、ティーバッグ10個入は2.5g×10で25gの1,030円なので1gあたり41.2円になる。ティーバッグは茶葉の約2.289倍の単価だ。同じ茶でありながら包装の形態で1gあたりの金額が2倍を超える構成になる。ティーバッグは1個103円で、1杯ずつ使える形が単価に反映される部分がある。茶葉は量って淹れる手間がある一方で単価は低く、ティーバッグは手軽さの分だけ高くなる形だ。
ダバダ火振の2サイズも単価が分かれる。720mlの1,601円は1mlあたり約2.2236円、1,800mlの3,000円は約1.6667円になる。容量は2.5倍だが価格は約1.8738倍にとどまり、1,800mlの1ml単価は720mlより約25.05%安い計算だ。酒類では大容量の方が単価が下がる形が一般的で、この差は2割を超える水準になる。同じ720mlで比べると、小鼓 栗焼酎の3,300円はダバダ火振の1,601円の約2.061倍だ。
ダバダ火振720mlの1,601円という価格も目を引く。1円単位の金額で、税込として1.1で割ると約1,455.45円になり端数が出る形だ。酒類は蔵元からの仕入れ価格に基づいて売価を決める商材で、円単位の数字が残る構成もある。催事で並ぶ他の商品が100円単位や区切りのよい金額で揃うなかで、1,601円は異なる決め方が表れた価格と読める。
100gで価格が示される3品も比較できる。いとはんの和さらだが648円、RF1のロロンかぼちゃのサラダが540円、まつおかのいも栗なんきんトリオが486円で、最高と最低の比は約1.333倍だ。一方で鳴門のうず芋は250g864円なので100gあたり345.6円の計算になる。惣菜3品より安く、最も安いまつおかの486円に対して約0.711倍にあたる。うず芋は蜜に漬け込んだ加工品で日持ちする商材、惣菜は調理して当日に売る商材という違いが単価に表れる構成だ。
価格帯の幅も催事の性格を示している。最安は串かつの260円、最高は小鼓 栗焼酎の3,300円で約12.69倍の差になる。1本から買える惣菜と、贈答にも使える酒類が同じテーマの企画に並ぶ形だ。食品フロアで買って持ち帰る商品、4階と12階で食べる商品、酒類が揃う構成で、客の目的によって回る売場が分かれる形になる。
同社の本社は大阪市北区角田町、代表者は山口俊比古氏だ。催事は商品や店舗によって販売期間が異なるとされている。