株式会社ブールミッシュは、雑貨デザイナーで絵本作家のShinzi Katoh氏とコラボレーションしたハロウィンギフトを、2026年9月20日よりオンラインショップと全国の百貨店、駅ビル専門店、量販店などで順次販売する。

菓子の企画という観点で押さえておきたい点が2つある。商品の決め方と、コラボレーションの続け方だ。

まず商品の決め方について。今回の限定フレーバーである「さつまいも」は、同社が過去に公式Instagramで実施した投票企画で1位になった味だという。人気商品であるトリュフケーキについて、食べてみたい味を募った結果を反映した形になる。

SNSでの投票を商品開発に使う手法は、いくつかの利点がある。まず、発売前の段階で需要の見立てが立つ。次に、投票に参加した人にとっては自分が選んだ味という関わりが生まれる。加えて、投票そのものが告知にもなる。開発の負担を増やさずに、発売時の話題を先に作れる。

さつまいもという選択も、季節との相性がよい。秋の味覚として定着しており、ハロウィンのかぼちゃと並ぶ位置にある。商品は、さつまいも生地に黒ごまを加え、トリュフチョコレートを1粒包んだものだ。

次にコラボレーションの続け方について。同社は2020年からこのデザイナーとの協業を続けており、今年はハロウィン、クリスマス、そして来年のバレンタイン、ホワイトデーという4つのイベントで展開することが決まっているという。

年間で4回の山を、同じデザイナーの世界観で通すという設計だ。イベントごとに別の相手と組むより、デザインの方向性が一貫する。購入した人にとっては、次のイベントでも同じ雰囲気の商品が出るという期待が生まれる。売場としても、同じ棚の見せ方を年間で使い回せる。

価格構成は段階的だ。1個入りが税込432円、2個入りが810円、詰め合わせのBOXが1,620円と2,160円という並びになる。400円台で手に取れるものから、2,000円台の贈答向けまでを揃えている。

いずれのBOXにも限定フレーバーが入っており、その周りに既存の焼菓子を組み合わせる構成だ。マカロン、りんごバターケーキ、マドレーヌ、ガレットなどが詰められる。新作を1品だけ用意して、既存商品と組み合わせることで詰め合わせの品数を作るという考え方になる。

同社は日本の本格的なフランス菓子の草分けとして知られ、銀座に本店を構える。