けものフレンズプロジェクトは、アプリゲームの7周年を記念した催事「けものフレンズ3 7th ANNIVERSARY SHOP」を、2026年10月16日から10月25日まで、新宿マルイ メン8階のイベントスペースで開催する。営業時間は11時から19時までだ。

商業施設の催事運営という観点で、このリリースには参考になる設計が複数ある。

まず商品の価格構成だ。最も安いアクリルキーホルダーが605円、トレーディング形式のアクリルスタンドが880円、マイクロファイバーが825円。中位にアクリルブロック1,100円、スマホスタンドとキャンバスプレートが2,200円台、ウエルカムアーチアクリルスタンドとデカアクリルスタンドが2,420円。上位はラバーマットが3,850円、ミニアクリルクロックとラバーデスクマットが4,400円、特大ダイカットアクリルボードが6,600円となる。

600円台から6,600円まで、10倍以上の幅を刻んでいる。予算に応じて選べるという以上に、購入点数を積み上げる構成になっている点が重要だ。安価な商品を複数買う人と、高額品を1点買う人の双方が同じ会計金額に届く。

その金額の基準が抽選会だ。期間中、税込3,000円以上を購入すると1会計につき1回抽選に参加できる。605円のキーホルダーを5個買っても、2,420円のスタンドに880円を足しても、3,000円に届く。どの買い方を選んでも到達できる水準に設定されている。

抽選会の条件には細かい制限が並ぶ。3,000円ごとではなく1会計につき1回であること、精算を2回以上に分けられないこと、レシートの合算ができないこと、当日のレシートのみ有効であること。入場規制中は1入場1会計とすることも明記されている。

これらは、特典を目当てとした分割会計や不正な参加を防ぐための条件だ。ランダム封入や限定品を扱う催事では、この種のルールを事前に示しておくことが現場の混乱を減らす。

もう1つが、クレジットカードとの連動である。施設のカードで精算するか、カードを提示して現金で支払うと、抽選の回数が1回増える。他社のカードでの支払いは対象外だ。さらに、会場での新規入会者には限定のしおりのコンプリートセットが贈られる。WEBからの入会は特典の対象外とされている。

会場を訪れる層は、普段その施設を利用していない可能性が高い。そこで自社カードでの決済に特典を付ければ、催事の来場者を会員基盤に取り込める。会場での入会に限定しているのも、その場での獲得を狙ってのことだ。

商品構成では、新シリーズとしてアクリルスタンドと組み合わせてカスタムできる「ウエルカムアーチアクリルスタンド」が登場する。既存のグッズと合わせて使う設計で、すでに持っている人にも購入の理由を作る形になっている。

なお、催事期間の後には通信販売も予定されている。並び情報や完売情報は、施設のアニメイベント公式アカウントで案内される。