株式会社マーケティング研究協会は、2026年10月28日、売場づくりの基礎を学ぶオンラインセミナーを開催する。店内での購買行動を踏まえたインストアマーケティングの理論と、さまざまな業種の事例を取り上げ、売場の設計や陳列、運営のポイントを解説する。

開催時間は13時30分から16時30分まで。期間限定のアーカイブ配信も行う。受講料は1人税込24,750円で、2人以上の同時申し込みには20%割引を適用する。

対象は、店舗での商品展開や販促、売場づくりに携わる担当者など。売場づくりの基本を体系的に学びたい人や、理論に基づいて売場を検討したい人、他業種の事例を自社の活動に取り入れたい人を想定している。

講師は、マーケティング研究協会執行役員の針谷典幸氏が務める。針谷氏は大学卒業後に大手小売業へ入社し、販売やマネジメントの実務を経験。その後、VMD、販促、スタッフ教育に携わった。現在は小売店舗のマーケティングやマネジメントに関する実務研究とともに、小売業やメーカーの販売戦略、組織開発、人材育成を支援している。

プログラムは5つのテーマで構成する。最初のテーマでは、売場が売上や利益、ブランド価値に与える影響を取り上げる。オンラインと実店舗を連携させるOMOやECが広がる中での実店舗の役割、ブランド体験と販促の関係を整理し、人手不足や省力化、デジタル化に対応した売場づくりの事例も紹介する。

2つ目のテーマは、顧客の視点から考える売場設計だ。買い物客が商品を見てから購入を決めるまでの心理や行動を扱い、視線や店内の移動経路、立ち止まる場所を踏まえた設計について解説する。商品を比較しやすい売場、使い方などを提案する売場、新たな発見を促す売場の違いも取り上げる。

3つ目では、売場づくりの基本となる理論と技術を学ぶ。店内を回遊してもらうためのレイアウトや、売場の区分け、商品カテゴリーの配置、棚での商品正面の見せ方などを扱う。商品特性に応じた陳列方法に加え、色、案内表示、POP、演出用の小道具の活用方法も紹介する。

4つ目のテーマは、商品の見せ方を通じてブランドや売場の情報を伝えるVMDの実践。VMDの基本や各展示要素の役割、ブランドイメージと価格帯に合わせた演出を解説する。また、スタッフによる接客を中心とする売場と、顧客が自分で商品を選ぶセルフ販売型の売場について、設計の違いを取り上げる。

最後に、計画した売場を店舗で実現し、改善を続けるための運営体制を扱う。売場づくりに関する考え方をスタッフ間で共有する方法や、共通の基準と店舗ごとの対応を両立する運営、スタッフの意欲を高める教育などを紹介する。売場の見た目や配置に加え、それを維持するマネジメントも講座の対象となる。

セミナーの詳細は、マーケティング研究協会のウェブサイトで案内している。同社は公開セミナーや企業内研修、コンサルティングを通じて、マーケティングや営業、店舗販売に関する支援を行っており、今回の内容を企業内研修として実施する相談にも対応する。