株式会社カネスエは、新TVCM「カネスエいこっ広い通路」篇を2026年10月3日から東海地方で放映している。出演は俳優の宮﨑優氏と岡田義徳氏の2名だ。
CMの内容は、買い物中の宮﨑氏の隣に髭の哲学者役の岡田氏が突然現れ、「自由とはなにか?」と問いかける展開になる。宮﨑氏が「通路が広い?」と答えると、哲学者が満足げに「自由だ!」と頷く。広い通路でストレスなく買い物できることを、コミカルな形で表現した。30秒版と15秒版をYouTubeで公開しており、メイキングや出演者のインタビューも併せて配信している。
商品や価格ではなく、売場そのものを訴求の軸に据えた点が今回のCMの特徴だ。カネスエは通路について、カートが2台から4台通れる幅2m以上の設計を採っていると説明している。あわせて、商品を見つけやすい大量陳列も特徴として挙げる。
同社が掲げるブランドスローガンは「EVERYDAY WELLNESS SUPERMARKET」だ。効率的で負担の少ない「スマートショッピング」によって、時間の節約と生活の豊かさを目指すとしている。快適な買い物動線による時短と、「おいしいもの、いいものだけを」という理念に基づく店づくりを進めてきた。
通路の幅は、店舗を設計する側にとっては売場面積との兼ね合いが生じる要素だ。通路を広く取れば、同じ面積で確保できる陳列スペースは減る。それを前提としたうえで広さを選び、CMの主題にまで据えている点が、同社の店づくりの方針を示している。大量陳列を併せて特徴に挙げているのは、通路を広げながら陳列量を確保する構成を採っているためと読める。
出演者のコメントも、この訴求点に沿った内容だ。宮﨑氏は、通路の広さによって混雑時の譲り合いやぶつかりがなく、買い物がしやすい点を挙げた。陳列の多さにも驚いたとコメントしている。岡田氏は、撮影当日に子ども2人とスーパーへ行った際のエピソードを語り、広い店内では手をつなぐ必要があると話した。
出演者2名はいずれも東海地方に縁がある。宮﨑氏は2000年生まれで三重県出身、岡田氏は1977年生まれで岐阜県出身だ。放映地域が東海地方に限られることから、地元出身の俳優を起用する構成を採った形になる。
カネスエは1902年創業で、本社は愛知県一宮市に置く。代表取締役社長は牛田喜博氏。東海地方を中心にスーパーマーケットを展開している。