※本件は英国の取り組みです。日本の店舗は対象外です。

英国有数のスーパーマーケットチェーンMorrisonsは、小売業界向けVision AI(画像解析AI)で世界をリードするEverseenを選び、長期的な戦略提携を結んだ。第1段階として、Morrisonsの200店舗に、Everseenのソリューション「Evercheck(エバーチェック)」を導入する。発表は2026年8月4日。顧客と従業員の両方にとって、レジでの体験を向上させるのが狙いだ。

セルフレジの利便性を保ちつつ、ストレスを減らす

顧客の期待が、より速く、より便利な買い物へと移るなか、セルフレジはMorrisonsの顧客の間でも利用が増えている。一方で、商品のスキャン漏れなどでレジが止まると、買い物のストレスにつながりやすい。Morrisonsは、試験導入の成功を受けて、この課題に対応するEverseenのVision AI技術の導入を決めた。

Evercheckの仕組み

Evercheckは、リアルタイムのコンピュータビジョン(画像認識)を使い、スキャンした商品と、かごに入っている商品を照合する。スキャン漏れが疑われる場合は、画面に穏やかな案内が表示され、客は自分で再スキャンして修正できる。行列を滞らせにくくなる。既存のシステムと連携でき、店舗の運営を効率化し、従業員が接客に専念できるようにする。

プライバシーに関するFAQ

発表では、次のような疑問にも回答している。

  • 顔認証や録画をするのか:しない。Evercheckが見るのは取引(何をスキャンし、かごに何があるか)であり、レジにいる人が誰かではない。顔認証は使わない。
  • 監視・防犯システムか:違う。目的は、客と従業員にとって、より滑らかで正確なレジを実現すること。スキャンの正確性を高める副次的な効果はあるが、買い物客を特定したり、監視対象にしたりはしない。
  • どう動くのか:コンピュータビジョンで、スキャンした商品とかごの中身を比較する。漏れがありそうなら、画面が再スキャンを促す。

関係者のコメント

MorrisonsのStore Support Office Director、Francesca Bezoari氏は、「Everseenとの新たな提携により、お客様が求める速くてスムーズなレジ体験を提供しつつ、Morrisonsが誇る卓越した接客を維持できるよう、従業員の力を高められます」と述べている。

EverseenのCEO、Joe White氏は、「Morrisonsは、最良のAIソリューションとは、顧客体験を損なわずに、測定可能な成果を生み出すものだと認識しています。私たちのVision AIプラットフォームは、Morrisonsが顧客満足度を向上させることを可能にし、運営上の成果と顧客サービスが、両立し得ることを示します。世界中の数千のレジへの導入経験を、Morrisonsの変革に生かせることを誇りに思います」とコメントしている。

両社について

Everseenは、小売業向けVision AIのリーダーで、世界の小売上位20社のうち11社が利用している。世界で15万台超のレジと1万店舗に導入されている。

Morrisonsは、1899年にブラッドフォードで卵とバターの露店から始まった企業で、約500店舗のスーパーマーケットと、1,700店舗のコンビニ「Morrisons Daily」を展開する。約9万5,000人の従業員を擁する。

出典:Everseen ブログ(Morrisons提携発表)