株式会社大丸松坂屋百貨店は、「大人がときめくおしゃれ展」を2026年10月28日から11月1日まで松坂屋名古屋店 本館7階の大催事場で開催する。時間は10時から19時までで、最終日は18時に閉場する。雑誌『大人になったら、着たい服』とのコラボ企画で、両者としては初のタッグとなる。
この催事で押さえておきたいのが、雑誌と組む構成だ。『大人になったら、着たい服』は主婦と生活社が発行する雑誌・ムックシリーズで、40代から60代の女性に読まれているリアルクローズ誌にあたる。
雑誌と組む形は、集客の対象を絞ることになる。館が独自にブランドを選ぶ場合、どの層に向けた催事かを別に伝える必要がある。雑誌の名前を冠すれば、その読者には何が並ぶかが伝わる。誌面で紹介されてきたブランドが集まる構成であれば、読者には既に知っている名前が並ぶことになる。
出展するブランドには、地方を拠点とするものが多い。Permanent Ageは兵庫・苦楽園、Dajaは島根・松江、mature ha.は兵庫・神戸、AURAは福岡だ。
普段その土地に行かないと買えないブランドを名古屋に集める形は、催事の役割にあたる。常設の売場で扱うには規模や条件が合わないブランドでも、5日間であれば並べられる。島根や福岡を拠点とする店の商品を名古屋で見られる機会は限られる。
価格帯には幅がある。最も低いのはPermanent Ageのカットソーで7,700円、最も高いのはCHEVAL Plusのツイードジャケットで107,800円だ。約14倍の差になる。
ブランドごとに見ると、Permanent Ageはカーディガン24,200円、カットソー7,700円、パンツ20,900円で、3点を揃えると52,800円となる。Dajaはジャケット49,500円、シャツ31,900円、パンツ35,200円で3点116,600円だ。CHEVAL Plusはツイードジャケット107,800円、シャツ35,200円、パンツ46,200円で3点189,200円となる。
同じカテゴリーの商品でもブランドによって3倍以上の差が出る構成だ。カットソーやシャツといった品目で比べると、Permanent Ageの7,700円に対してDajaのシャツは31,900円、CHEVAL Plusのシャツは35,200円となる。
価格帯の異なるブランドを同じ催場に並べる形は、選べる幅を広げる組み立てになる。全てを高額帯で揃えれば客層が限られるが、1万円以下の品目もあれば初めて来た客も手に取れる。一方で10万円を超えるジャケットも置くことで、腰を据えて選ぶ客にも応えられる。
小物も複数ある。NUNOはボレロを各35,200円、レースネックレスを各5,500円で販売する。mature ha.は帽子を各24,200円、イヤーウォーマーを17,600円とする。AURAはパールピアスを16,500円と13,200円、ブレスレットを9,900円で揃える。
衣料に小物を組み合わせる構成は、1点の購入で終わらせない形になる。ニットやコートを選んだ客に対して、合わせる帽子やアクセサリーを同じ会場で示せる。NUNOのレースネックレス5,500円やAURAのブレスレット9,900円は、衣料より低い価格帯で追加しやすい水準だ。
会期中にはトークライブも予定している。登壇するのはテキスタイルデザイナーの須藤玲子氏、服飾ディレクターの岡本敬子氏、スタイリストの千葉和子氏だ。
出展ブランドのNUNOと須藤氏の名前が重なる構成は、商品を作った側が会場で話す形になる。生地や作り方の背景を本人から聞ける機会があれば、商品の見方も変わってくる。服飾ディレクターとスタイリストが加わることで、選び方や合わせ方の話も入る構成だ。
販売するのは上質なニット、コート、靴、小物などとしている。会期が10月28日から11月1日までの5日間という設定も、秋冬物を選ぶ時期と重なる。
なお、開催内容は一部変更の可能性があるとしている。