ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社は、マルエツの子会社である株式会社マルエツフレッシュフーズの草加事業所(マルエツ草加デリカセンター)が「JFS-C」認証を取得したと発表した。登録日は2026年9月11日、登録番号はJMAQA-J117で、審査機関はJMAQA(一般社団法人日本能率協会審査登録センター)だ。
登録の範囲は、弁当・惣菜、包装タレつゆ、畜肉加工品の製造(油小分け包装を含む)となる。
JFS-Cは、食品安全マネジメントシステム(FSM)、ハザード制御(HACCP)、適正製造規範(GMP)で構成される日本発の食品安全マネジメント規格だ。
この認証で押さえておきたいのが、供給する店舗の範囲だ。
草加デリカセンターは2024年3月に稼働を開始し、マルエツ全店を含むU.S.M.Hグループの約760店舗に商品を供給している。
惣菜や弁当を各店の厨房で作る形であれば、製造の単位は店舗ごとになる。1店舗で問題が起きた場合、影響はその店にとどまる。作る量も店の売れ行きに応じて調整できる。
センターで集中して作る形では、この構造が変わる。1つの拠点から約760店舗に商品が流れるため、効率は上がる一方、製造の工程に問題が生じた際の影響範囲も広がる。
第三者による認証を取る形は、この条件に対応する部分になる。社内の基準で管理する形であれば、水準の判断は内部に閉じる。外部の審査を受ければ、管理の内容が規格に照らして確認されることになる。
グループ全体での構成も示されている。畜産・水産の加工を担う川崎事業所と三郷事業所は、すでにISO22000を取得している。今回の認証により、3事業所すべてが食品安全マネジメントの認証を取得した形になる。
3つの事業所で規格が分かれる点も特徴になる。畜産・水産の加工がISO22000、弁当・惣菜がJFS-Cという構成だ。扱う商材と工程の性質によって、適用する規格が変わる形と読める。
登録の範囲に含まれる品目も見ておきたい。弁当・惣菜に加えて、包装タレつゆと畜肉加工品、油小分け包装が入っている。
惣菜には、タレや調味油が付属する商品がある。店頭で付ける形であれば、店の作業になる。センターで小分けして包装する形であれば、その工程も製造の一部として管理の対象に入る。
小分けの作業は、量を計って容器に入れ、密封するという工程になる。惣菜の製造とは別の性質を持つ作業だが、同じ施設で行われる場合は認証の範囲に含まれる形だ。
稼働からの期間も、認証を取る流れに関わってくる。2024年3月の稼働開始から、2026年9月の登録までは約2年6か月にあたる。
新設の施設では、設備と工程を動かしながら管理の仕組みを整えることになる。記録の取り方や点検の手順を定着させた上で審査を受ける形であれば、一定の期間が必要になる。
マルエツは経営理念として「私たちは、安全でおいしい商品の提供を通じて、健康で豊かな食生活に貢献します。」を掲げている。マルエツフレッシュフーズは、今回の認証を一つの節目として、衛生管理・品質管理と改善活動を続けるとしている。