株式会社紀ノ國屋は、リンベル株式会社との共同展開でカード型のカタログギフト「紀ノ国屋カードギフト」の販売を開始した。両社のバイヤーが選定した約260種類の商品から受け取った人が好きなものを選べる形で、食品から雑貨まで扱い紀ノ国屋のプライベートブランド商品も含まれる。コースは4種類あり、KINOKUNIYA_Aが3,000ポイントで3,300円(税込)、KINOKUNIYA_Bが5,000ポイントで5,500円、KINOKUNIYA_Cが10,000ポイントで11,000円、KINOKUNIYA_Dが20,000ポイントで22,000円だ。ポイントの範囲内で複数の商品を組み合わせられる。
この商品で押さえておきたいのが、ポイントと価格の関係だ。4つのコースはいずれも価格がポイントの1.1倍になる。3,000ポイントが3,300円、20,000ポイントが22,000円という形で、差額はそれぞれ300円と2,000円、価格に対する差額の割合はどのコースでも約9.09%になる。
カタログギフトでは、受け取った人が選べる商品の金額と贈る人が払う金額が分かれる部分がある。差額にはカタログの制作費、商品の配送費、システムの運用費が含まれる構成だ。率が一定という形はコースによって条件が変わらないことになり、金額の大きいコースで率が下がる形であれば高額のコースが割安になるが、一律であればどのコースを選んでも同じ比率になる。贈る側から見ると、3,300円の商品を贈って3,000ポイント分が相手に渡る形で、現物を贈る形であればその金額分の商品が届く構成だ。一方で相手が選べる形は、好みが分からない場合に機能する部分がある。
複数の商品を組み合わせられる点も特徴になる。カタログギフトでは1点を選ぶ形が一般的で、掲載された商品の中から1つを決めてそれが届く構成だ。ポイント制で複数を選べる形では使い方が変わり、3,000ポイントであれば1,000ポイントの商品を3点選ぶ形も成立する。食品と雑貨を組み合わせる形も取れる構成だ。受け取る側から見ると1点に絞らずに済む形になる。カタログギフトでは金額に見合う商品を1つ選ぶ判断が生じる部分があるが、複数を選べる形であれば使い切る形で組み合わせられる構成になる。
コースの刻み方も見ておきたい。3,000、5,000、10,000、20,000ポイントで、間の倍率は1.667倍、2倍、2倍になり、最小と最大では約6.667倍の差だ。贈答の金額は相手との関係や場面で変わる部分があり、3,300円であれば日常の贈り物、22,000円であれば改まった場面に当たる形になる。4段階で揃える構成は、用途の幅に対応する形だ。
スーパーマーケットがカタログギフトを出す形も見ておきたい。紀ノ國屋は食料品を扱う企業で、店舗での販売が主力にあたる。カタログギフトは贈答の商材で店舗の売場とは別の経路になる形で、贈る人が買い受け取る人が選び商品が送られる構成だ。店舗で商品を手に取る形とは流れが異なる。
プライベートブランド商品が含まれる点も、この構成と関わる部分がある。自社で企画した商品を贈答の経路に乗せる形で、店舗に来ない客にも届く構成だ。カタログで知った客が後に店舗を訪れる形も生じる部分がある。
カード型という形式も見ておきたい。従来のカタログギフトは冊子を送る形が中心で、掲載する商品の点数が多ければ冊子も厚くなる構成だ。カード型であれば郵送の重量と費用が下がる形になり、商品の情報はオンラインで見る構成で冊子の印刷も不要になる部分がある。約260種類という点数を冊子に載せる形と比べると、更新も扱いやすい形だ。一方で受け取る側はオンラインで操作することになり、冊子であれば手元で見られるがカードの形では別の画面を開く形になる。
販売の経路も段階が分かれている。調進所 紀ノ國屋京町家の店頭とリンベル公式オンラインストアが2026年10月26日から始まり、リンベルのカタログギフトブティックとギフトコーナー、紀ノ国屋 調進所オンラインストアは準備が整い次第の販売予定になる。4つの経路のうち2つが先行する形だ。リンベル公式オンラインストアは10月26日の11時から販売を開始しており、オンラインでの購入には別途送料がかかる。
紀ノ國屋は1910年の創業で2026年で116年になり、1953年に日本初のセルフサービス方式スーパーマーケットを開業している。創業からこの開業までは43年だ。リンベルの設立は1987年で2026年で39年になる。紀ノ國屋の所在地は東京都新宿区、代表取締役社長は和田充弘氏、リンベルは東京都中央区、代表取締役会長CEOは東海林秀典氏だ。