株式会社グレープストーンは、スイーツブランド「TOKYOチューリップローズ」の冬季限定商品「チーズローズ・ピスタチオ」を2026年11月1日から販売する。期間は2027年1月11日ごろまでで、72日間になる。
商品はチーズケーキを薔薇の形にした生菓子だ。なめらかなピスタチオペーストとフレッシュチーズを合わせ、湯煎でじっくり焼き上げている。表面にはベリーのグラサージュをかけ、半生のとろける口当たりに仕上げた構成になる。
価格は4個入で1,566円(税込)、税抜1,450円の参考小売価格だ。賞味期限は購入日を含めて冷蔵3日で、10℃以下で保存して早めに食べる形になる。販売は西武池袋、阪急うめだ、そごう横浜、羽田空港第2ターミナルのTOKYOチューリップローズ売場の4か所で、1日2回、開店時と16時から販売される。デリバリーの取り扱いはない。
この商品で押さえておきたいのが、1日2回に分けて販売する運用だ。開店時と16時の2回で、1日分をまとめて出す形ではない。生菓子は作ってからの時間が品質に影響する商材で、朝に並べた商品が夕方まで残れば状態が変わる部分がある。2回に分ける形であれば、夕方に来た客も製造から時間の経っていない商品を買える構成になる。売場の側から見ると、1回あたりの数量を抑えられる形で売り切りやすくなる部分がある。一方で2回の販売に合わせた搬入や陳列の工程が生じ、開店前と午後の2度にわたって作業が必要になる構成だ。
賞味期限の短さも運用に関わる。購入日を含めて冷蔵3日で、客が持ち帰ってから食べるまでの猶予は実質2日になる。10℃以下の保存が条件で、常温での持ち運びには制約がある形だ。デリバリーを扱わないのもこの条件と対応する部分がある。配送には時間がかかる形で、冷蔵の状態を保つ必要もある構成だ。期限が3日の商材では、注文から到着までに期限の大半が消える場合がある。売場で直接渡す形に限定すれば、この問題は生じない構成になる。
価格の設定も検証できる。税込1,566円を1.08で割ると1,450円で、軽減税率8%の対象として税抜で区切りのよい金額になる。1.1で割ると約1,423.64円で区切りが悪くなるため、8%を前提に税抜1,450円から設計された形だ。4個入なので1個あたりは税込391.5円、税抜362.5円の計算になる。生菓子としては1個400円を下回る水準で、4個をまとめた箱で1,500円台に収まる構成だ。
期間の組み方も見ておきたい。2026年11月1日から2027年1月11日ごろまでの72日間で、内訳は11月が30日、12月が31日、1月が11日になる。クリスマスと年末年始の両方を含む期間で、終了の1月11日は祝日にあたる。1日2回の販売が期間を通して行われる形であれば、販売の回数は144回の計算になる。冬季限定の商材で贈答の需要が集中する時期を挟む構成だ。
販売拠点の構成にも特徴がある。百貨店が3か所(西武池袋、阪急うめだ、そごう横浜)で、空港が1か所(羽田空港第2ターミナル)になる。東京、大阪、神奈川の3都府県に分かれる形だ。空港の売場は旅行や出張の客が手土産を買う場所にあたるが、冷蔵3日の生菓子は持ち運びに条件が付く商材になる。第2ターミナルは国内線が中心で、搭乗から到着までの時間が短い路線であれば成立する部分がある。一方で遠方への移動や乗り継ぎを挟む場合には選びにくい構成で、同じ売場でも焼き菓子とは客の選び方が変わる形になる。
ブランドの規模も示されている。主力の「チューリップローズ」は累計5,000万個を超える販売実績があるとされる。TOKYOチューリップローズは2019年の創設で2026年で7年になり、7年で5,000万個であれば年平均約714万個の計算だ。パティシエは金井理仁氏で、1986年生まれ、ハイアットリージェンシー東京とフランスで修業し、2019年に同ブランドを立ち上げている。
焼き菓子を主力とするブランドが生菓子を出す構成も見ておきたい。焼き菓子は日持ちが長く、常温で扱えて配送にも向く商材だ。これに対して生菓子は期限が短く冷蔵が必要で、扱える売場も限られる形になる。限定の生菓子を加える形であれば、売場に足を運ぶ理由が生じる構成になる。焼き菓子は通販や他の売場でも買える場合があるが、生菓子は4か所の売場に来なければ買えない形だ。
同社の設立は1978年7月で2026年で48年になる。本社は東京都中央区銀座、代表者は荻野強太氏、資本金は1億円だ。販売店舗、販売方法、販売時間は予告なく変更される場合がある。