株式会社髙島屋は、玉川高島屋で初となる「おもちゃ回収キャンペーン」を2026年10月16日から18日までの3日間実施する。各日午前10時から午後6時まで、会場は本館5階の特設会場で、子ども用品売場の横にあたる。対象は「タカシマヤ キッズクラブ」の会員だ。

回収するのはプラスチック製のおもちゃで、ブロック、プラモデル、ままごとおもちゃ、レールトイが挙げられている。回収の単位は300g以上を1点として数え、参加は期間中に一人5点までとなる。

重量で単位を決めている点が、この施策の実務上の要点にあたる。おもちゃは衣料品やトレーと違って形状と大きさがばらばらで、1個単位では公平に数えられない。300gという基準を置くことで、小さな部品の集まりも大きな1点も同じ尺度で扱える形になる。ブロックやプラモデルの部品が対象に含まれていることとも噛み合う。

参加特典は、回収1点につき500円分の「タカシマヤアプリクーポン」を1枚進呈する形だ。キッズクラブのスタンプ対象売場で使える。受け取りは一人最大5枚までとなる。

クーポンの利用条件も細かく設定されている。税込5,000円の買い物ごとに1枚使え、レシートの合算はできない。1会計につき最大5枚までの利用となる。有効期限は2026年11月30日までだ。

5枚すべてを使えば2,500円分の値引きになるが、そのためには税込25,000円の買い物が必要になる。回収の受け皿を用意しながら、還元の規模を買い上げ金額に連動させる設計だ。有効期限を11月30日に区切っている点も、年末商戦の前半に来店を促す狙いと読める。

回収後の流れも4段階で示されている。回収したおもちゃからプラスチック以外の素材を取り除いて細かく砕き、選別して種類と色ごとにペレット(再利用しやすい粒状原料)にし、その再生原料から新しい製品を作る。選別技術の提供では三菱電機株式会社が協力している。

色ごとに選別するという工程は、おもちゃという素材の性質に対応している。プラスチック製のおもちゃは色の種類が多く、混ざったまま再生すると使える用途が限られる。色別に分けられれば、再生原料のまま製品に使える幅が広がる。

再生プラスチックを使った雑貨小物などは、2027年秋の発売を予定している。詳細は今後、公式サイトやプレスリリースで発表される。回収から商品化までを1年かけて示す形になる。

対象をキッズクラブの会員に限っている点も、施策の組み立てに関わる。おもちゃを持ち込む層は子育て世帯に絞られるため、会員制度の対象と回収の対象が重なる。回収を機に入会を促す動線にもなり、回収したおもちゃが5階の子ども用品売場の横で受け付けられることで、そのまま同じフロアでの買い物にもつながる。

「タカシマヤ キッズクラブ」は入会費と年会費が無料で、対象7店舗のベビー・子ども服売場での買い物でスタンプがたまり、デジタル買い物券と交換できる。子どもの誕生月はスタンプが通常の2倍たまる。24時間対応の電話相談「キッズメディカルサポート」も利用できる。入会条件は、タカシマヤアプリ会員などの対象会員で、12歳以下の子どもを持つ保護者(祖父母を含む)か出産を控えた人だ。

今回の企画は、循環型社会の実現を目指す「Depart de Loop」の新企画にあたる。同社のサステナブル活動「TSUNAGU ACTION」の一環で、4月と10月に「TSUNAGU ACTION WEEKS」を実施している。「Depart de Loop」は資源を新しい服やモノに再生する取り組みだ。

出典:株式会社髙島屋 プレスリリース