住商アーバン開発株式会社は、テラスモール湘南でイルミネーション「Our Blue Xmas」を2026年11月11日から12月25日まで実施する。同施設の開業15周年を記念した企画で、湘南の海や空をイメージした青い光で施設を彩る。周年メッセージ「Update Our Blue Pride」に沿った演出だ。
装飾は1階ヴィレッジエリア南広場を中心に展開する。高さ約8mのメインツリーと約3mのツリー3本を配置し、1階と2階のデッキやテラスなども青く彩る。点灯時間は17時から23時までで、音と光が連動する演出は17時から21時まで、15分に1回実施する。メインツリーのストリングスライトが音楽に合わせて色を変えるライティングショーも行う。
今回の企画で軸になるのが、地域参加型のオーナメント企画「LIGHT OUR BLUE PRIDE」だ。館内の特設ブースで、ハート型オーナメントに湘南への想いを書き込んでもらう形になる。募集期間は2026年10月19日から10月31日まで、参加費は無料だ。
テーマは3つの行動指針に沿って分かれる。「湘南をもっと知ろう」「豊かな自然を未来に繋ごう」「新しい波をおこそう」で、書き込まれたオーナメントは3つのアクションごとの3色のツリーに飾られる。会場は3階の「潮風キッチン KUGENUMA SHIMIZU」前、4階の「サンマルクカフェ」前、4階の「ノジマ」前の3か所だ。
募集の期間と点灯の期間をずらしている構成が、この企画の要点にあたる。オーナメントの受付は10月19日から31日まで、点灯は11月11日からで、約10日の間隔が空く。書いた人は自分のオーナメントがどう飾られたかを見に来ることになるため、1人に対して2回の来館機会が生まれる。
テーマごとに3色のツリーへ分けて飾る形も、この構造を支えている。自分が書いたテーマのツリーがどれか分かれば、探す目的が明確になる。すべてを1本のツリーにまとめた場合と比べて、見に来たときの満足度が変わってくる。
募集会場を3か所に分散させている点も押さえておきたい。3階と4階の2フロアにまたがり、それぞれ飲食、カフェ、家電の店舗前に置かれている。館内を歩く導線上に配置することで、特設ブースを目的に来なかった来館客にも接点ができる。
来館客を装飾の一部に組み込む形は、商業施設のイルミネーションとしては集客の設計が異なってくる。完成した装飾を見せるだけでは、通りがかりに眺めて終わる場面も多い。来館客自身が関わった要素があれば、見に来る理由が生まれる。参加費を無料にして、オーナメントがなくなり次第終了という形にしているため、参加のハードルも抑えられている。
サステナビリティの取り組みも組み込んでいる。メッセージを書くアクリルプレートには再生アクリルを使う。展示を終えたもみの木はウッドチップなどに加工し、来館客に還元する予定だ。
装飾の後処理まで企画に含める構成は、イルミネーションという催事の性質に対応したものといえる。会期が終われば撤去する前提の装飾で、もみの木は廃棄の対象になりやすい。加工して来館客に渡す形であれば、会期後にも接点が残る。
特設サイトは2026年10月14日の公開予定だ。
テラスモール湘南は2011年11月開業で、JR辻堂駅北口に直結する。辻堂駅北口エリアのまちづくりの中心施設にあたり、湘南エリア最大級のショッピングセンターと位置づけられている。2024年には新規店舗やリニューアル店舗など合計約50店舗のオープンや改装を行った。