株式会社ジャヴァコーポレーションは、衣料品回収プロジェクト「ECOMMU(エコミュ)」を2026年10月9日から25日まで全国の店舗で実施している。一般社団法人Withal(ウィゾール)との協業によるもので、年2回の実施を予定している。
不要になった衣類を店頭に持ち込むと、アイテム1点につき500円オフのチケット1枚と交換できる形だ。重量や金額の条件は設けず、点数で数える構成を採っている。
持ち込む点数に比例して還元する設計は、客側から見て分かりやすい形になる。何点持ち込めばいくら分になるかが計算できるため、自宅で仕分ける段階から判断しやすい。衣料品は1点あたりの体積が大きく、持ち運べる量にも限りがあるため、点数単位の設定は実際の持ち込みと噛み合う。
この施策で押さえておきたいのが、自社ブランドに限らず他社の衣類も対象にしている点だ。
自社で買った商品だけを回収する形であれば、対象は既存の顧客に限られる。他社の衣類も受け付けることで、同社のブランドを買ったことがない人も持ち込める構造になる。交換するチケットは自社の店舗で使うものなので、回収がそのまま新規の来店機会につながる形だ。クローゼットの整理をしたい人が、持ち込みを理由に初めて店舗を訪れる場面も生まれる。
回収と販促を直結させる組み立てでもある。回収した衣類の処理にはコストがかかるが、その対価として渡すのが値引きのチケットであれば、使われた分は売上として戻ってくる。現金や景品を渡す形と比べて、販促費としての位置づけが明確になる。
同社は、この取り組みを地球環境に配慮した事業活動の一環と位置づけている。限りある資源を守り、循環させることを目指すとともに、顧客とのコミュニケーションを大切にするとしている。
展開するブランドは、ロートレアモン、ドロワット ロートレアモン、ラ・エフ、メイソングレイ、ビアッジョブルー、クイーンズコート、ケティー、ビッキーの8つだ。
複数のブランドを横断して実施する形は、同じ会社が運営する店舗であればまとめて告知と運用ができる利点がある。一方で、ブランドごとに客層や価格帯が異なるため、500円オフという一律の還元がどのブランドでどう効くかは分かれてくる。
年2回という頻度の設定も見ておきたい。衣替えの時期に合わせれば、不要になった衣類が出るタイミングと重なる。回収を単発の企画ではなく定例化することで、客側にも「この時期に持ち込む」という習慣が生まれる余地がある。
なお、一部に除外店舗や日程を変更する店舗がある。