株式会社セブン‐イレブン・ジャパンは、全国の店舗でレジカウンターのおでんを全品10%引きにするセールを2026年10月16日から20日まで実施する。期間は5日間だ。

対象はセブンプレミアムおでん(カップ)を含むおでん全品となる。一方、チルド商品の「セブンプレミアムおでん」と「セブンプレミアムおでん大盛り」は対象外だ。レジカウンターで提供するおでんと、カップ入りの商品を対象に含め、パウチ型のチルド品は外す線引きになる。

値引きの基準も細かく示されている。原則は税抜の標準価格からの値引きだ。販売中の新商品については、発売日からセール前日までの販売価格(税抜)から値引きする。セール期間中に発売する新商品は、セール終了後の予定販売価格(税抜)から値引きする。「エコだ値」の対象商品は、エコだ値を適用した後の価格(税抜)から値引きする形だ。

このルールの整理は、値引きの重ね方を扱う場面で参考になる。導入直後の商品は標準価格と実売価格がずれることがあり、どちらを基準にするかで値引き後の金額が変わる。エコだ値のような消費期限に応じた値引きと組み合わせる場合も、基準を決めておかないと店舗ごとに運用が分かれる。他の値引きキャンペーンとの併用は不可で、クーポンのみ併用できるという条件も明示している。

対象商品の標準価格は税抜で、味しみ大根が121円、味しみたまごが139円、味しみ白滝が112円、こだわり焼きちくわが135円、味しみこんにゃくが121円、セブンプレミアムおでん(カップ)が370円だ。

商品ごとの作り方も説明している。味しみ大根はおでんに適した国産大根を使い、隠し包丁と中心の穴で味を染み込ませる。味しみたまごは鶏のえさにもこだわった専用たまごを使い、白身がプリっとするよう茹で加減を調整した。味しみ白滝は3つの白滝を1つにまとめ、表面積を増やしてつゆが絡みやすくしている。こだわり焼きちくわは石うすでよく摺り、しなやかな食感とだしの味を出した。味しみこんにゃくは表面に切り込みを入れ、内部まで味が染みる形にしている。

この企画で押さえておきたいのが、つゆを地域ごとに変えている点だ。全国共通のつゆをベースに、地区ごとのだしを加える構成を採る。今年のつゆは、うまみの強い白身魚「エソ」を加え、「旨濃い余韻」をテーマにしている。

地区ごとの原料と特長は7つに分かれる。北海道は煮干と宗田かつお節を使い、甘みと昆布のうまみを出して標準よりやや淡い色にした。東北・信越はいわし類と昆布で、いわし特有の複雑味を持たせている。首都圏は真昆布と宗田かつお節で、かつお節と昆布の風味を立てた。東海はむろ節と牛で、むろ節のコクと牛のうまみを合わせている。

関西・北陸は真昆布、牛すじ、鶏を使い、真昆布のうまみと畜肉のコクで甘うまいつゆに仕上げた。中国・四国は煮干、牛、鶏で畜肉のうまみを出し、甘みの強いつゆにしている。九州・沖縄はあご、椎茸、牛すじ、鶏を使い、あごのコクと椎茸・畜肉のうまみを合わせた甘うまいつゆだ。

全国共通のベースに地域のだしを足す形は、味を地域に合わせながら運用を揃える組み立てにあたる。つゆを地区ごとに一から設計すれば、調達も製造も分かれる。共通部分を残しておけば、変える範囲を限定できる。関西・北陸と中国・四国、九州・沖縄で牛や鶏を使い甘めに振る一方、首都圏は昆布とかつお節で構成している点も、味付けの地域差を素材の配合で表している。

気温が下がる時期に合わせた施策という位置づけで、温かいおでんを手頃に楽しんでもらう狙いを示している。地域ごとのつゆと味の染みた具材を試してほしいとしている。

実施にあたっての注意点も複数挙げられている。店舗により価格や取り扱い、商品名・規格が異なる場合がある。店頭のセールは7NOWアプリとWEBサイトの一部で対象外となり、逆に7NOWアプリとWEBサイトのセールは店頭で一部対象外となる。在庫がなくなると販売できない場合もある。

出典:株式会社セブン‐イレブン・ジャパン プレスリリース