株式会社ユニクロは、2026年10月17日の国際リペアデーを記念し、キャンペーン「リペアウィーク」を10月17日から11月8日までの23日間実施している。国内20店舗に設置しているRE.UNIQLO STUDIO(リ・ユニクロスタジオ)で、リペアに関するアンケートに回答すると、服のリペアメニューが一部無料または500円割引になる。
割引の内容は金額で分かれている。1,000円未満のメニューは無料、1,000円以上のメニューは500円引きで、対象はリペアメニュー1箇所分だ。
この設定では、メニューの価格によって得られる額が変わる。1,000円未満であれば全額が割引されるため、999円のメニューを選べば999円分の割引になる。一方、1,000円のメニューでは500円引きとなり、支払額は500円だ。1円の差で支払額に500円の違いが生じる構成になる。
RE.UNIQLO STUDIOでは、服の穴やほつれのリペアを500円から提供している。1,000円未満のメニューが複数あることを踏まえると、無料の対象になる範囲は広い。
アンケートを条件に置いている点も、この企画の性格を示している。所要時間は2〜3分で、二次元コードから回答して完了画面をスタッフに見せる形だ。希望すれば紙での回答にも対応する。
料金を下げる代わりに回答を得る構成は、リペアの需要を把握する機会にもなる。修理のサービスは、どの商品にどんな要望があるかが事前には読みにくい。実際に持ち込んだ客から回答を集められれば、メニューの構成や体制の判断に使える。所要時間を明示している点も、負担の軽さを示す形だ。
通常のリペアメニューに加えて、イラスト刺繍も対象に含めている。約100種類から選べる刺繍のうち、好きなデザインを穴やシミができた箇所に入れられる。
この使い方は、リペアの考え方を変える部分にあたる。従来の修理は元の状態に近づけることを目指すが、刺繍を入れる形は別のものに変える構成になる。穴やシミの位置がそのまま刺繍の位置になるため、損傷の箇所が装飾の起点になる。元に戻せない状態の服にも手を入れる余地が生まれる。
ただし対象外のメニューもある。キャラクター刺繍、店舗限定、文字刺繍、オリジナル刺繍、SASHIKOは対象に含まれない。他の値引きやクーポンとの併用もできない。
利用の流れは4段階だ。リペアしたいユニクロの商品を持ち込み、アンケートに回答して完了画面を見せ、リペアメニューを選んで会計し、伝えられた日時以降に商品を受け取る。注文内容や混雑状況によって受け渡しまでの日数は異なる。商品の状態や種類によって対応できない場合もあり、できる限り洗濯してから持ち込むよう案内している。
店舗の数も期間中に変わる。キャンペーン開始時は18店舗で、10月23日にユニクロ 世田谷千歳台店がリニューアルオープン、11月6日にユニクロ 京都がオープンして合計20店舗になる。
世田谷千歳台店については、2022年に国内初のRE.UNIQLO STUDIOが誕生した店舗だと説明している。着なくなった服の回収量も国内最大級だという。リニューアルオープンに合わせてRE.UNIQLO STUDIOも再開する。
設置店舗には、浅草店、五反田TOC店、天神店、あべのキューズモール店、SHINSAIBASHI、東急百貨店さっぽろ店、イオンレイクタウンkaze店、新宿本店、TOKYO、御徒町店、なんばCITY店、銀座店、前橋南インター店、ヨドバシ千葉店、神戸三宮店、タマタカ店、UMEDA、アルカキット錦糸町店が含まれる。
RE.UNIQLO STUDIOは、2021年にドイツの店舗でアップサイクルのワークショップを行ったことから始まり、2022年から現在の名称で展開を広げてきた。2026年8月末時点で22の国と地域、75店舗まで拡大している。同社は、このサービスを通じて衣料の廃棄を低減し、環境負荷を下げることを目指すとしている。
国際リペアデーは毎年10月の第3土曜日だ。2007年に「Toss it? No way!(捨てるの?とんでもない!)」を合言葉にオランダで始まった「リペアカフェ」が世界3,000カ所以上に広がり、それらをきっかけに2017年につくられた。当初は電子機器の修理が主な目的だったが、自転車や靴、衣服など様々なものを持ち寄って修理する日として世界中で認識され始めているとしている。