株式会社GOODNEWSは、「バターのいとこ」の各店舗で「全国お取り寄せ市」を実施している。普段はその土地や限られた店舗でしか買えないご当地限定フレーバーを、全国の店舗で販売する企画で、同ブランドとして初の全国周遊企画にあたる。第一弾は2026年10月17日、第二弾は10月24日に始まる。

対象のフレーバーは、那須限定のバナナ(栃木県真岡市の農薬を使わないバナナ農園と連携)、羽田空港限定のチョコキャラメル、大丸東京限定のさつまいも、東京駅限定のいちごチョコ(栃木県産いちご使用)、そごう横浜限定のマーマレード(湘南ゴールド使用)、大阪限定のチョコバナナ、心斎橋限定のハニー&ミルク(大丸心斎橋店屋上で採れたはちみつ使用)、京都限定の宇治抹茶、博多限定のあまおう苺(久留米市の農園産、大丸福岡天神店限定)、北海道限定のプレミアムミルクとあんバター(長沼町の大納言小豆使用)だ。北海道限定の2種は生地が通常より白いのが特徴となる。

価格はいずれも1箱3枚入りで1,080円(税込)だ。

この企画で押さえておきたいのが、限定の扱い方だ。

ご当地限定の商品は、その場所でしか買えないことが価値になる。旅行や出張の機会に買う形で、普段は手に入らない。この条件があることで、その土地を訪れた際の購入につながる。

今回の企画では、この条件を期間を区切って外している。全国の店舗で他の地域の限定フレーバーを扱うため、期間中はどの店でも複数の地域の味が買える形だ。

期間が終われば元の販売地域に戻る構成であれば、限定という位置づけは維持される。常時販売に切り替える形では限定の意味がなくなるが、期間を区切る形であれば、その土地を訪れる動機は残る。

試す機会を作る面もある。那須のバナナや心斎橋のハニー&ミルクは、現地に行かなければ知る機会がない。他の地域の店舗で扱えば、その味を知った客が次にその土地へ行く際に買う流れも生まれる。

価格の設定も見ておきたい。10拠点・11種類のフレーバーが、すべて1箱3枚入り1,080円で統一されている。

原材料は地域ごとに異なり、宇治抹茶、あまおう苺、湘南ゴールド、大納言小豆などが使われている。素材によって原価は変わるが、価格は同じ水準に置かれている。

価格が揃っていれば、売場で選ぶ基準は味だけになる。複数の種類を並べる際、価格が違えば客は金額も含めて比べることになるが、同額であれば好みで選べる。複数を買う場合の計算も分かりやすい。1枚あたりでは360円になる。

スタンプカードのキャンペーンも実施する。税込1,080円の購入ごとに1スタンプが付き、6個集めると「バターのいとこ(1枚入り)」を1枚プレゼントする。数量限定だ。期間は10月17日から10月31日まで、那須本店は販売期間に関わらず10月24日からの実施となる。

6個のスタンプを集めるには6,480円分の購入が必要になる。特典の1枚は360円相当のため、還元率は約5.6%にあたる。

カードは発行店舗でのみ利用できる。複数の店舗で買った分を合算する形ではないため、6個を集めるには同じ店に通うことになる。全国の店舗で他の地域の味が買える企画と組み合わせると、1つの店舗で複数のフレーバーを揃えていく流れになる。

原材料の調達先についても、地域との関わりが示されている。

那須のバナナは栃木県真岡市の農園と連携したもので、東京駅のいちごチョコは栃木県産いちごを使う。本拠地である栃木県の素材が複数の商品に入る形だ。

心斎橋のハニー&ミルクは、大丸心斎橋店屋上で採れたはちみつを使用している。商業施設の屋上で採取した素材を、同じ館内で売る商品に使う構成になる。建物の中で素材の調達から販売までが完結する形だ。

事業の背景にも触れておきたい。同社は、牛乳からバターを作る際に生まれるスキムミルクやチーズ製造時のホエイなど、未利用の副産物を活用したスイーツを展開している。

バターを作る工程では、脂肪分を取り出した後にスキムミルクが残る。チーズの製造ではホエイが出る。これらを使う形が「バターのいとこ」という名称につながっている。

那須では工場・ショップ・カフェ・コミュニティ施設を一体化した拠点を運営し、北海道にも新工場を開設した。海外展開も視野に入れているとしている。「農業・福祉・観光の連携」を掲げ、地域課題の解決に取り組む方針だ。GOOD NEWSのメンバーが生産者とともに種まきや収穫に参加しているとされる。

GOODNEWSは2020年12月の設立で、本社は栃木県那須郡那須町、代表は寺田裕己氏だ。

出典:株式会社GOODNEWS プレスリリース