原材料費や人件費の上昇、人手不足など、厳しい経営環境が続く外食業界。利益を確保しながら、従業員の待遇や働く環境をどう改善するか。多くの企業が向き合うこの課題に、「利益が出る仕組みをつくることが、経営陣の役割」と語るのが、株式会社ガーデンの川島賢代表取締役です。
横浜家系ラーメン「壱角家」や「山下本気うどん」などを展開する同社は、「社員の幸せこそが重要」という価値観を掲げ、賃上げや福利厚生の充実を進めてきました。本動画では、川島氏に、従業員への還元と企業の成長を両立する経営の考え方、その実践について伺います。
社員自身の環境が良くなることが、顧客満足につながる
お客様を大切にするために、従業員が自分を犠牲にする。そのような働き方に、川島氏は疑問を投げかけます。
社員が主体性を持って働き、お客様に喜んでもらうためには、まず社員自身の労働環境や給与が良くなることが大切だといいます。待遇が改善されることで、その背景にあるお客様の来店や、周囲の仲間の協力にも目が向くようになる。その気づきが、より良いサービスを自ら考える姿勢につながっていくというのです。
同社では、賞与が従来の2倍以上となり、離職率も低下しているといいます。動画では、こうした取り組みを支える、従業員への思いが語られます。
現場の頑張りを成果に変える「利益が出る仕組み」
従業員への還元を続けるには、原資となる利益が欠かせません。川島氏は、現場の努力だけに頼るのではなく、その努力が成果につながる仕組みを経営陣がつくる必要があると強調します。
具体策の一つが、既存店舗に油そばを組み合わせる「ダブル看板戦略」です。既存の設備や店舗を生かし、投資を抑えながら新たな需要を取り込む。さらに、機械化やDXを通じて、従業員が接客や商品の品質向上に集中できる環境づくりにも取り組んでいます。
利益を生む仕組みと、社員が力を発揮できる職場。その両方を整える視点は、店舗経営を考えるうえで大きなヒントになります。
約束を守ることが、組織の信用をつくる
もう一つ、川島氏が大切にしているのが「約束を守ること」。コロナ禍でも給与や賞与を下げないという従業員との約束を守り続けたといいます。
経営陣が約束を守り、信用を積み重ねる。その土台があってこそ、組織は同じ目標に向かって動き出す――。
利益の創出、人材の定着、現場の主体性をどうつなげるのか。
誰も犠牲にせず、成長を目指すガーデンの経営を、ぜひ動画でご覧ください。