モロゾフは、1976年にハロウィーン向け商品を発売してから、2026年で50周年を迎えた。9月28日の発表では、初代商品のパッケージや過去のイベントを振り返り、菓子の販売とあわせて取り組んできたハロウィーン文化の紹介活動を公開した。今年は50周年を記念し、新キャラクター「モンスター」も加わった。
同社のハロウィーンを代表する商品が、チョコレートやキャンディなどを容器に詰め合わせた「ジャック オ ランターン」だ。食べ終えた後の容器は、室内の飾りや仮装用の小物としても使える。1976年の発売以来、デザインを変えながら展開してきた。
今回の発表では、1976年に発売した初代商品のパッケージに加え、2010年代のジャック オ ランターンなどを紹介している。商品シリーズには、ゴーストンや黒猫などのモチーフも取り入れ、年代ごとに異なるパッケージを展開した。
商品販売と並行して、社内報や当時発行していた機関紙を通じた情報発信も行った。ハロウィーンがどのような行事なのか、なぜ仮装するのか、ジャック オ ランターンにはどのような由来があるのかといった内容を紹介してきたという。発表には、機関紙「SWEET LAND」の過去の誌面も掲載している。
体験型の企画では、1987年に六本木のディスコ「AREA・CIPANGO」で仮装パーティーを開催した。仮装して来店した人を入場無料とし、モロゾフ特製のジャック オ ランターンを贈るキャンペーンを実施。同年には、銀座や新宿の歩行者天国、表参道、百貨店などを仮装して練り歩く取り組みも行った。
1988年には、「SWEET LAND」などでハロウィーンパーティーの写真を公募するフォトコンテストを企画した。家庭や仲間同士で開いたパーティーの写真を募集し、全国の読者から作品が寄せられた。
1989年には、全国の子どもたちを招待する「ハロウィーン・エクスプレス」を実施した。新宿駅を出発する特別列車の車内をハロウィーン仕様に飾り、ゲームや菓子の詰め放題、仮装コンテストなどを開催。1991年には、船上でのハロウィーンパーティーも行った。
店頭では、2000年代後半に大きな「おばけかぼちゃ」の重量を当てるクイズを実施した。2021年には、自宅でもハロウィーンを楽しめる企画として、Instagram限定のオリジナルARエフェクトを配信した。スマートフォンのカメラ映像にキャラクターなどを重ねて表示する機能を用いたものだ。
同社は、1976年の発売当初から「ハロウィン」ではなく「ハロウィーン」の表記を使っている。英語の発音や欧米の文化を尊重し、西洋の伝統行事として紹介したいという考えから、この呼称を継続してきたと説明している。