株式会社ライフストーリーズは、リユース事業者・EC事業者向けのAI査定SaaS「CircleReuse(サークルリユース)」を提供している。クラウドサービスとして提供され、スマートフォンにも対応する。

機能は4つに分かれる。1つ目がAI査定で、写真から相場と査定理由を日本語で提示する。2つ目が販路判断と出品データ作成で、タイトル、説明文、タグをAIが作成する。3つ目が商品管理で、査定から販売までを一覧で追跡し、CSV出力に対応する。4つ目が撮影・梱包・発送の代行(BPO)で、提携施設が作業を代行する仕組みだ。

査定理由を日本語で示す点が、この種のツールでは実務に効いてくる。相場の金額だけが出ても、なぜその価格なのかが分からなければ客への説明ができない。買取の現場では提示額の根拠を伝える必要があるため、理由が併せて出る形は接客にそのまま使える。

出品データの自動作成も、作業量の面で違いが出る部分だ。リユース品は一点ごとに状態が異なるため、商品名や説明文を使い回せない。出品点数を増やすほど説明文の作成が負担になる構造で、ここをAIに任せられれば点数を伸ばせる。ヤフオクへの出品連携とCSV出力に対応している。

同社が挙げる想定の利用場面は3つだ。買取店で持ち込み品を撮影し、相場を見ながら買取価格を提示する場面。EC中心の事業者が出品データ作成をAIに任せ、スタッフが撮影と発送に集中する場面。出品点数を増やしたい事業者が代行を組み合わせ、仕入れと販売に時間を使う場面となる。

物理的な作業を外部に出せる点も、組み立てとして押さえておきたい。撮影、梱包、発送は人手が必要で、点数が増えるほど場所と人員を要する。提携施設に任せる形であれば、自社では査定と仕入れに集中できる。ソフトウェアと作業代行を組み合わせる構成だ。

料金は無料のFreeプランに加え、Starter、Basic、Proの各プランを用意する。具体的な金額は公式サイトで案内されている。

代表取締役の酒井宏幸氏はコメントのなかで、リユースは一点ごとに人の手と目が入る仕事であり、相場調査や説明文作成をAIが担えれば、生まれた時間を顧客対応や仕入れに使ってほしいと述べている。

小売の側から見ると、二次流通に踏み込む際の道具として位置づけられる。百貨店やアパレルが衣料品の回収や買取を手がける動きは広がっているが、査定と出品の作業を自社で抱えると人手が必要になる。査定の判断材料と出品作業の両方を外部の仕組みで補う形であれば、専門の人員を置かずに始める余地が出てくる。

同社は今後、対応する販路と機能を順次拡大し、撮影・梱包・発送を担う提携施設のネットワークを各地に広げる方針を示している。

あわせて、サービス説明会のオンデマンド録画も公開している。約39分で参加費は無料、申し込み後にメールで届くリンクから視聴できる。スマートフォンでの視聴が可能で、アプリは不要だ。

ライフストーリーズは1972年12月設立で、本社は愛知県春日井市。資本金は2300万円で、古物商許可は愛知県公安委員会第542562302600号となる。

出典:株式会社ライフストーリーズ プレスリリース