アイビーカンパニー株式会社は、紅茶ブランド「Afternoon Tea」監修の飲料6品を全国のファミリーマート約16,500店舗で発売する。10月20日にホット3種とチルドカップ2種、10月27日に「黒糖ロイヤルミルクティー」を順次発売する。店舗により取り扱いがない場合がある。
同ブランドの監修商品は2019年からファミリーマートで展開しており、ペットボトル飲料は2026年9月末時点で累計4億本を突破した。
この実績を割り算で見ると、2019年からの約7年で年間平均約5,700万本にあたる。現在の店舗数16,500店で割れば1店舗あたり年間約3,500本で、1日あたりでは約9.5本の計算になる。店舗数は年によって変わるため概算だが、1店舗で毎日10本近くが売れる規模を7年続けてきた形だ。
今回の商品で押さえておきたいのが、容量と価格の関係だ。
ホット3種はいずれも480mlで、「はちみつ香るアップルティー」が150円、「黒豆香るルイボスティー」が140円、「アールグレイラテ」が160円となる。100mlあたりに換算すると約29円から約33円だ。
一方、チルドカップ2種は240mlで各210円となる。100mlあたりでは87.5円で、ホットの約2.8倍にあたる。容量が半分で価格は上回る構成だ。
この差は商材の性質と関わってくる。ホットのペットボトルは常温で流通し、店頭のウォーマーで温める形になる。チルドカップは冷蔵が必要で、日持ちも短い。製造から店頭までの管理が異なるため、原価の構造も変わる。売場でも、ホットは専用のウォーマー、チルドは冷蔵ケースと置き場所が分かれる。
10月27日発売の「黒糖ロイヤルミルクティー」は370gで192円だ。100gあたりでは約52円となり、ホットとチルドの中間に収まる。2026年5月にボトル缶として登場した商品の再登場で、アッサム茶葉を通常のロイヤルミルクティーの1.3倍使用し、ホットでも楽しめるとしている。
チルドカップ2種については、ファミリーマートオリジナルのブレンド茶葉を味わいに合わせて一から配合し直したとしている。「紅茶を愉しむミルクティー」は紅茶の味わいが濃く、「ミルクに癒されるミルクティー」はミルクの甘さとコクが特長だ。
同じミルクティーで2種を並べる構成は、好みの分かれ方に対応する形になる。ミルクティーは紅茶とミルクの比率で味が変わる商材で、紅茶の風味を求める人とミルクのコクを求める人では評価が逆になる。1品だけ出せばどちらかに寄るが、2品を紅茶寄りとミルク寄りで分ければ両方に応えられる。商品名にその違いを入れている点も、選ぶ際の手がかりになる。
ホット3種は秋冬向けのフレーバーで構成されている。アップルティーは無果汁、黒豆ルイボスはノンカフェインで無糖、アールグレイラテは国産牛乳を使い、スリランカ産ウバ茶葉を40%使用している。
条件を個別に明示する形は、選ぶ側の判断に関わる部分だ。ノンカフェインと無糖という条件を示せば、カフェインを避けたい場面や糖分を控えたい層に向けた商品として伝わる。アールグレイラテの茶葉の産地と使用比率を出す形も、味の説明の材料になる。
無果汁という注記は、商品名に「アップル」が入ることへの対応にあたる。果汁が入っていると受け取られる余地があるため、明示する構成になる。
発売日を2回に分けている点も見ておきたい。10月20日に5品、10月27日に1品という配分だ。5品を同時に出せば売場での打ち出しはまとまるが、棚の面積を一度に使うことになる。1週間後に1品を追加する形であれば、前週に投入した商品の動きを見てから並べられる。
アイビーカンパニーは東京都渋谷区に本社を置き、「Afternoon Tea TEAROOM」など複数の飲食ブランドを運営している。価格はすべて軽減税率(8%)対象の税込表記だ。