株式会社信濃屋食品のグループ会社、株式会社信濃屋トレーディングは、スコットランドの独立系ウイスキーボトラー「ダンカンテイラー社」と輸入代理店契約を締結した。同社の看板シリーズ「オクタブ(The Octave)」の日本市場での展開を進め、信濃屋直営店舗限定のボトルや、企業向けの特注ボトリングを扱う。
ダンカンテイラー社は、スコットランドのハントリーを拠点とするボトラー。「オクタブ」は、自社の樽工房による小樽熟成を特徴とするシリーズで、世界60カ国以上で展開している。
今回の初回展開では、オクタブの3つのシリーズから全14樽を選定した。日本市場向けのボトリングとして、原酒の選定やラベルデザインに取り組んでいる。
信濃屋直営店舗限定の商品には、同社のプライベートボトルを代表する「チェス」シリーズにちなんだ特別ラベルを採用する。限定ボトルの詳細は、11月に開催されるウイスキーイベントで初公開する予定となる。
また、オクタブのオフィシャルボトリングも拡充する。信濃屋による輸入では、主に長期熟成したシェリー樽のボトリングを中心に選び、ラインアップを展開する方針だ。
信濃屋トレーディングは、企業からの依頼に応じたプライベートボトリングやOEMにも対応する。企業の周年記念や、ブランド独自のオリジナルボトルなどを想定し、特注商品の受託を進める。
ダンカンテイラー社のインターナショナル・セールス・マネージャー、ポール・ワン氏は、日本向けの展開として、4つのシリーズから200mlの「ジャパン・エディション」を用意すると説明している。フルボトルを選ぶ前に味わいを確かめられる容量で、同社にとって、この規模でのミニボトル展開は初めての試みとなる。
初披露の場は、2026年11月6日・7日に東京国際フォーラムで開催される「ウイスキーフェスティバル2026 in 東京」。信濃屋は同イベントに出展し、今回の取り組みに向けて選んだボトリングを含む全7種類を紹介する。
初回商品の発売時期や販売方法については、イベントで発表できるよう輸入手続きを進めている。10月28日の発表時点では、具体的な発売日や価格は示していない。
信濃屋食品は、1930年に東京・世田谷区代田で酒屋として創業した。現在はスーパーマーケット、酒販店、コンセプトショップ、オンラインストアを含む計19店舗を展開。ワインやウイスキーなどの輸入酒と食品を扱い、バイヤーが現地で選定した商品も販売している。