セブン‐イレブン・ジャパンは、オリジナル商品に使用するサーマルラベルを環境配慮型素材へ切り替えるため、千葉市と成田市内の一部店舗で実証テストを行うと発表した。対象は約300店舗で、一部の弁当商品約15アイテムに新素材のラベルを使用する。

大阪シーリング印刷と連携し、木材由来のクラフトリグニンを顕色剤の一部に配合した「Treeloop Thermal™」を採用する。今回のラベルでは、紙以外の部分に当たるサーマル材料の10~20%を天然物由来材料に置き換えた。

サーマルラベルは、熱を加えることで文字などを印字するラベル。サーマル層の顕色剤が熱によって溶けて接触し、化学反応で染料を黒く発色させる仕組みとなっている。新しいラベルは、この顕色剤の原料の一部にバイオマス素材を使用している。

採用したクラフトリグニンは、木材からパルプを取り出す製紙工程で生じる「黒液」に含まれる成分。これを顕色剤の原料として活用することで、廃液のアップサイクルと石油由来原料の使用量削減につなげる。ラベルの色には、ライトブラウンのクラフト色調を採用した。

同社は実証テストの結果を踏まえ、サーマルラベルへの新素材の採用を順次拡大し、二酸化炭素排出量の削減を見込む。今回の発表では、具体的な削減量や全国展開の時期は示していない。

セブン‐イレブン・ジャパンは、これまでも容器や包装の環境負荷低減に取り組んできた。紙素材の活用や容器の軽量化、リサイクル素材を使用した容器の実用化などを進めており、今回の実証テストでは商品に貼るラベルの素材を見直す。

連携する大阪シーリング印刷は、1927年創業のOSPグループの中核企業。シール・ラベル、フィルム製品、紙器パッケージ、販促物などの企画・製造を手掛ける。グループ内では資材調達に加え、ラベル用原紙や印刷周辺機器の開発・製造、ラベリングシステムの設計なども行っている。

出典:株式会社セブン‐イレブン・ジャパン プレスリリース