株式会社アイズが運営する広告業界向けプラットフォーム「メディアレーダー」は、マーケティングセミナーイベント「第23回メディアレーダーWEEK 2026 秋」の一環として、SNSマーケティングをテーマとしたセミナーを2026年9月10日に開催する。時間は14時から15時30分まで、会場はオンラインのZoomで、参加費は無料。先着200名が対象となる。テーマは来店促進とファン化、そしてインバウンド集客で、想定される参加者はマーケティング担当者や広告代理店の担当者だ。
企画の背景にあるのは、SNSマーケティングの役割の変化だ。認知拡大だけでなく、来店促進やファン獲得、さらにはインバウンド集客まで担う施策へと広がっている。その一方で、フォロワーは増えても集客につながらない、SNSをどう売上や来店に結び付ければよいのか分からない、といった課題を抱える担当者は少なくない。今回のセミナーでは、既存のSNSコンテンツを活用した訪日インバウンド施策や、ファンマーケティングによる集客・売上向上の実践事例、最新のトレンドまでを扱うとしている。数を追う運用から、来店や購買という結果につなげる運用へ、どう切り替えるかが全体を貫く論点になりそうだ。
プログラムは3つのセッションと質疑応答で構成される。1つ目は、株式会社Onwordsの訪日インバウンドマーケティング事業部でプランナーを務める根津彩加氏による「国内SNSの成果をもう一段伸ばす。今あるコンテンツで始める訪日インバウンド集客」。同氏は国内企業の訪日インバウンド戦略の設計を担当し、市場分析からターゲット設計、SNS・コンテンツ戦略、施策設計まで一貫して支援してきた。ホテルや観光施設、小売業など幅広い業界のプロジェクトに携わっており、企業ごとのマーケティング資産を活かした実践的な戦略設計を得意とする。
2つ目は、株式会社日宣のアカウントプランニング部で部長を務める矢澤明香里氏による「ペイドメディアに頼らず集客と売上アップ!外食チェーン企業向けのファンマーケティング」。2018年に日宣へ入社し、2022年9月からはファンマーケティングを推進する事業部に立ち上げから参加、2025年より現職に就いている。とくに外食チェーン企業のマーケティング支援で豊富な経験を持ち、現在は店舗を展開するチェーン企業を対象に、SNSを起点とした包括的なファンマーケティング支援を進めている。広告出稿に頼らずに集客と売上を伸ばすという切り口は、販促予算の制約が厳しい店舗事業者にとって関心の高いテーマといえる。
3つ目は、オリナス株式会社のグローバルSMMでPMとチームリードを務める杉浦夏美氏による「データで比較!日本と海外のSNSマーケティングの決定的な違い」。インドネシアのバリ島を拠点に、海外マーケティングやインバウンド施策、日本企業の海外進出支援を担当している。海外在住8年目という立場から、日本と海外の双方の視点を活かし、海外インフルエンサーを起用したプロモーションや訪日観光向けの施策に携わってきた。現地で得られる最新の海外トレンドや訪日外国人の生の声をもとに、国内とインバウンドを組み合わせた勝ちパターンを提示するという。
3つのセッションを並べると、テーマの構成が見えてくる。既存のSNS資産をインバウンド向けに転用する方法、広告に依存しない店舗チェーンのファンづくり、そして国内と海外の違いをデータで押さえる視点という三本立てだ。いずれも新しくアカウントを立ち上げる話ではなく、すでに運用しているSNSをどう成果に結び付けるかという方向でそろえられている。店舗を持つ小売や外食の事業者にとっては、いまの運用を見直す材料になりそうな内容といえる。
参加にあたっての注意点もある。登壇企業の同業他社の参加は断るとされているほか、申し込み後のウェビナーURLは、開催の1週間前から前日までにZoomから送付される。案内が迷惑メールフォルダに振り分けられる場合があるため、申し込み後は受信状況の確認が必要になる。
なお主催のメディアレーダーは、マーケティング担当者や広告代理店と、媒体社やマーケティングサービス会社を結ぶ広告業界向けの検索サイトだ。会員登録すると、広告出稿先やマーケティングサービスを比較・検討するための媒体資料やマーケティング資料を無料でダウンロードできる。メディアレーダーWEEKは、そのプラットフォームが定期的に開催しているセミナーイベントで、今回で23回目を数える。