株式会社ベイシアは、群馬県前橋市新堀町の「パワーモール前橋みなみ」全域で、ベイシアグループ主催の「第3回 前橋みなみ パワーモールフェス」を2026年10月10日と11日の2日間開催する。開催時間は10時から16時までで、小雨決行、荒天中止となる。企画はまきばプロジェクトが担当する。
モール運営の観点で注目したいのが、企画の中心にスタンプラリーを置いている点だ。モール内の10か所に設置されたスタンプのうち5つを集めると、景品が当たる抽選会に参加できる。各日先着1,000名が対象で、抽選は10時30分から16時まで、中央地区のイベント会場で実施される。
同社はこの狙いを明確に説明している。スタンプラリーを通じてモール内を巡りながら、まるで宝探しのように、まだ知らない店や魅力を再発見してもらう機会を作るという。顧客と店舗の新たな接点を生み出し、モール全体の回遊性向上と地域の活性化につなげるとしている。
複数の棟に分かれた大型モールでは、来場者が特定の店だけを訪れて帰るという行動が起きやすい。スタンプの設置場所を分散させ、5つという到達可能な条件を設けることで、普段は通らない区画へ足を運ばせる形だ。参加用紙の配布場所も、中央地区、西地区、東地区の3か所に分けられている。
子ども向けの企画も用意される。射的や輪投げなどの縁日コーナーで、5種類の中から3つを選んで無料で参加できる。各日先着500名、小学生以下が対象だ。開催時間は10時から16時までとなる。家族連れの滞在時間を延ばす仕掛けであり、その間に保護者が買い物をする時間も生まれる。
ベイシア前橋みなみモール店では、店舗独自の企画も実施される。10月10日には鮮魚売場でまぐろの解体ショーを13時から行う。10日がまぐろの日にあたることに合わせたものだ。同日にはグループの公式キャラクターも登場する。11日にはサスティナブルコーナーを設けるほか、両日ともネットスーパーのガラポン抽選会を実施する。
このほか、伝統芸能の特別公演も両日開催される。1公演約15分で、10時から16時まで繰り返し行われる。短い公演を繰り返す形は、来場のタイミングを問わず楽しめるという利点がある。
開催の背景として同社が挙げるのは、地域貢献とエリア全体の協働だ。地域密着型産業である小売業には、日々の暮らしだけでなく、地域経済やまちづくりへの積極的な貢献が期待されているという認識を示している。
同モールは2010年12月の開業で、幅広いジャンルの買い物ができるショッピングモールとして支持されてきた。今回で3回目となるフェスは、グループ主催という形でモール内の各社が足並みを揃える構成になっている。テナントが独自に販促を打つのではなく、全体を束ねる企画を用意することで、単独では呼べない規模の来場を作る狙いが読み取れる。