アサヒグループ食品株式会社は、「アマノフーズ」ブランドの「アマノフーズおみそ汁」シリーズの発売に合わせ、上原あまねさんを起用した新WEB CMを2026年9月7日から公開した。あわせて同日から11月15日まで、レシート応募型のプレゼントキャンペーンも実施する。

同シリーズは「具がすごい!食べるおみそ汁」をコンセプトに掲げた商品で、絶品フリーズドライ製法による具のうまさと食べ応えを打ち出している。WEB CMでは、フリーズドライ食品の特長である具の食感や味わい、香り、食欲をそそる鮮やかな色合いを臨場感のある映像で表現し、具を味わった瞬間の高揚感を印象的に描いたとしている。

売場の視点で押さえておきたいのは、同時に始まるキャンペーンの設計だ。「食べようおみそ汁キャンペーン」は、対象商品を税込500円以上購入したレシートを撮影し、LINEの応募フォームから応募する形式となる。対象はアマノフーズブランド全商品で、一部店舗では取り扱いのない商品もある。賞品はおみそ汁全22品の詰め合わせセットで、減塩シリーズは除く。当選者数は抽選で600名だ。

500円以上という設定には意味がある。同ブランドの商品は1食あたり数百円の価格帯であり、500円という条件は複数個の購入を促す水準にあたる。単品では届かないが、2つ3つ買えば超えるという金額の置き方だ。まとめ買いを引き出す仕掛けとして機能する。

期間の長さも特徴といえる。9月7日から11月15日までの約2カ月半にわたり、レシートが有効となる。単発のキャンペーンと違い、この期間中はいつ購入しても応募できるため、店頭での告知を継続すれば長く効果が続く。秋から冬にかけて温かい汁物の需要が立ち上がる時期と重なっている点も、時期の選び方として理にかなっている。

賞品の内容も見ておきたい。全22品の詰め合わせという構成は、金額としての魅力に加えて、まだ食べたことのない品を試す機会にもなる。1つの味を気に入って繰り返し買っている層に対して、他の品目にも触れてもらう狙いが読み取れる。ブランド内での購入品目を広げることは、1人あたりの購入金額を伸ばす手段でもある。

WEB CMのタイトルは「おみそ汁の具ぅぅうまっ!」篇。出演する上原あまねさんは2003年12月16日生まれ、茨城県出身で、ドラマや映画への出演が続く若手女優だ。

フリーズドライのみそ汁は、常温で保存でき、湯を注ぐだけで食べられる商材だ。日配のみそ汁や生の惣菜と比べて賞味期限が長く、在庫の管理がしやすい。売場としても扱いやすい部類に入るが、それだけに競合も多い。今回のように広告と販促を同じ日に走らせる形は、棚の前で選ばれるための後押しとして働く。

店頭でキャンペーンの告知ができるかどうかが、応募数と売上の両方を左右する。メーカー側が用意する販促物を使えるのであれば、対象商品の並びに合わせて掲示することで、購入時に条件を満たす金額まで手を伸ばしてもらいやすくなる。