ウエルシア薬局株式会社は9月24日、ピップ物流株式会社と協業し、店舗から排出される古紙と段ボールのリサイクルに取り組んでいると発表した。対象は新潟県、栃木県、茨城県の計257店舗。商品を店舗へ納品する物流を活用して紙資源を回収し、物流センターに集約した後、再資源化につなげる。

対象店舗の内訳は、新潟県が76店舗、栃木県が58店舗、茨城県が123店舗。回収拠点には、ピップ物流の新潟センターと栃木センターを使用する。新潟センターでは2026年3月から、栃木センターでは同年8月から集約を開始している。

回収するのは、ウエルシア薬局の店舗で排出された古紙と段ボール。各店舗から物流センターへ集めた紙資源は、兵庫県神戸市に本社を置く古紙問屋、大本紙料株式会社を通じて、新たな段ボールなどの古紙製品に再生される。

今回の仕組みでは、店舗を運営するウエルシア薬局、回収・集約を担うピップ物流、古紙問屋の大本紙料が連携する。店舗への商品納品に関わる物流を紙資源の回収にも活用し、店舗から物流センター、古紙問屋へとつなぐ回収経路を設けている。

ウエルシア薬局は、この取り組みにより、2027年2月末までに約70トンのCO2削減効果を見込むと発表した。数値は同時点までの見込みであり、発表時点の削減実績ではない。

回収状況の把握には、株式会社アラインが管理・運営するシステム「段ボールNET」を使用する。回収した古紙と段ボールの重量、CO2削減量をリアルタイムで可視化し、取り組みの効果を確認する。同社は、こうした情報を把握しながら、紙資源の循環リサイクルを継続していくとしている。

今後も取引先企業などとの連携を通じて資源回収の拡大を進め、サーキュラーエコノミーの推進につなげる方針だ。今回発表した取り組みでは、3県の店舗と2カ所の物流センターを結び、回収から再資源化、回収量の管理までを複数の企業で担う。

ウエルシア薬局は東京都千代田区に本社を置き、主に調剤併設型ドラッグストアチェーンを運営する。発表によると、39都府県に約2,200店舗を展開。「調剤併設」「カウンセリング営業」「深夜営業」「介護」の4つを柱とするビジネスモデルを採用している。