茨城県日立市の和菓子店「菓匠風月」を展開する株式会社常陸風月堂は、2026年10月7日から10月13日まで、伊勢丹新宿店 本館地下1階フードコレクションで開催される催事「栗に溺れる 7日間」に出店する。同ブランドとして伊勢丹新宿店への出店は初めてとなる。

催事は、和栗の産地が抱える生産者の高齢化、後継者不足、栗の木の老木化という課題を取り上げ、生産者を応援する企画となる。

10月10日の13時から18時には、飯沼栗の生産者組合の組合長である田口一彦氏が会場に来場する。

同社が使用する「飯沼栗」は、茨城県東茨城郡茨城町で生産される栗となる。栗は本来ひとつの毬に3つの実がつくが、これをあえて1毬1果に絞って育てる。実の数を減らせば収量は落ちるが、生産者組合は収量を落とさずに大粒化を実現し、市場で最高級品と評価されてきたとしている。冷温貯蔵で糖度を高め、出荷前には3段階の選別を行う。この取り組みが評価され、2017年6月23日に国の地理的表示保護制度に登録された。登録番号は38となる。この栗を生産する農家は日本に8軒となる。

同社は飯沼栗組合と定価買付を行っている。

販売するのは全12品で、価格はすべて税込だ。

「万羊羹 常陸」は16,200円、内容量550g。飯沼栗を使用した栗蒸し羊羹で、パッケージデザイン賞「Pentawards」のグルメ・フードジャンルでシルバー賞を受賞している。「万羊羹 常陸 ハーフ」は7,560円、260g。「万羊羹 飯沼」は8,100円、500g。「万羊羹 笠間」は4,860円、400gとなる。

「万羊羹 食べ比べセット」は3,780円で、飯沼栗と笠間栗が各120gとなる。「万羊羹 飯沼小」は2,376円、120g。「栗蒸し羊羹 小」は1,188円、120gで、今回のラインアップで最も低い価格となる。

「万羊羹飯沼 MEIMEI」は1個756円、3個入2,484円。「いつもの栗蒸し羊羹」は1個432円、3個入1,404円、5個入2,484円となる。いずれも1個45gだ。

賞味期限はすべて製造日より60日、アレルゲンは小麦となる。

もうひとつの素材である「笠間栗」は、茨城県笠間市の栗となる。同市は栗の栽培面積と経営体数がともに日本一で、昼夜の寒暖差と、保水性・通気性に優れた火山灰土壌が特徴となる。同社は飯沼栗と笠間栗を同じ栗蒸し羊羹という製法に落とし込むことで、素材の違いを比べられる構成としている。

代表取締役の藤田浩一氏はコメントのなかで、菓子が知られれば栗が知られ、正当な値段がつけば生産者が次の世代に畑を渡せるとして、菓子づくりをそのための手段と位置づけている。

同社は1948年の創業で、現在は三代目が代表を務める。台湾でのクラウドファンディングでは2022年に目標比597%を達成し、2025年にはニューヨークでの販売実績もある。

出典:株式会社 常陸風月堂 プレスリリース