世界最大のピザチェーン、ドミノ・ピザ(Nasdaq: DPZ)は、全米消防協会(NFPA)と協力し、全米の家庭に火災安全に関するメッセージを届ける取り組みを実施すると発表した。
火災予防週間(10月4日〜10日)の期間中、全米の参加フランチャイズ店・直営店からピザを注文した顧客のもとに、配達と共に消防車が訪れるというサプライズが用意される。家庭内の煙感知器が正常に作動していれば、ピザは無料となる。もし煙感知器が作動していない場合は、消防士がその場で電池を交換するか、正常に作動する感知器を設置する。
ドミノ・ピザの最高人事責任者(EVP)Maureen Pittenger氏は、「火災安全は重要なメッセージであり、ドミノの店舗は19年間、それを各家庭に届けるユニークな方法を見出してきました。NFPAや地域の消防署と協力し、作動する煙感知器という単純なことが、大きな違いを生むことをご家庭に伝えられることを誇りに思います」と述べた。
加えて、全米の参加ドミノ店舗では、今年のキャンペーンテーマ「Charge into Fire Safety™:安全な充電はスーパーパワー」にちなんだチラシも配布される。リチウムイオン電池による火災リスクを減らすための、充電に関するシンプルかつ重要なポイントをまとめた内容で、家庭や地域の安全向上を目指す。
NFPAの渉外・広報担当バイスプレジデントLorraine Carli氏は、「火災は依然として一般の人々、特に米国の住宅火災死亡者の大半が発生する家庭において、現実的なリスクをもたらしています。スマートフォンやノートパソコンなど、リチウムイオン電池を使用する新しい技術が家庭でより広く使われるようになるにつれ、それらが持つ潜在的なリスクは、どんな原因で火災が起きても安全に避難するための時間を与えてくれる、作動する煙感知器の重要性をあらためて浮き彫りにしています」と述べている。
NFPAによるリチウムイオン電池の安全対策
リチウムイオン電池には火災リスクが伴うため、正常に作動する煙感知器は従来以上に重要となっている。NFPAはすべての家庭が必要な備えを確保できるよう、以下のヒントとガイドラインを示している。
- 設置:地下室を含む住宅の各階、すべての寝室、そして寝室がまとまったエリアの外(廊下など)に煙感知器を設置する。
- 点検:テストボタンを押して、毎月煙感知器の動作確認を行う。
- 交換:設置から10年経過した場合、または正常に作動しなくなった場合は煙感知器を交換する。
NFPAは1896年設立のグローバルな非営利団体で、火災・電気およびこれに関連する危険による死亡・負傷・財産損失・経済的損失の撲滅に取り組んでいる。300件を超える合意基準・規格の整備、調査研究、トレーニング、教育、啓発・提言活動などを通じて情報と知見を提供し、同じ目的を共有する関係者との連携も進めている。
NFPAは1922年以来、火災予防週間の公式スポンサーを務めている。米国国立公文書記録管理局の資料によれば、火災予防週間は記録が残る中で最も長く続く公衆衛生・安全に関する啓発週間とされ、米国大統領は1925年以来毎年、この週間を国民的行事として宣言する布告に署名している。
ドミノ・ピザは1960年創業、世界最大のピザ企業で、配達・持ち帰りの両分野で大きな事業を展開する。世界90以上の市場に2万2,500店舗超を展開し、世界有数の外食ブランドに数えられる。2026年6月14日に終了した直近4四半期の世界小売売上高は206億ドル超。店舗の99%(2026年第2四半期末時点)は独立したフランチャイズオーナーが運営しており、米国では2025年の小売売上の85%超がデジタルチャネル経由となっている。
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