株式会社パルコは、福岡PARCOのラストイヤー企画として、若者カルチャー誌「NO!!(エヌオー)」を一号限りで復刊するプロジェクト「Hey!PARCO×NO!!」を発表した。当時の編集部メンバーが再集結し、2026年の福岡・天神で暮らし、活動する人々を取り上げた特別号の制作を進めている。

「NO!!」は、1996年に熊本で創刊した読者参加型の月刊誌。2000年には熊本版に加えて福岡版の発行を開始し、福岡では2015年まで若者のファッションやライフスタイル、街の人々の声を誌面で紹介してきた。

毎月400人を超える一般の若者が登場し、ストリートスナップや社会的なテーマへの意見を集める企画などを展開した。誌名は「Naked Opinion magazine」の略で、本音を語り合える場所にしたいという思いを込めている。

福岡PARCOは2010年の開業以来、ファッションに加え、音楽、アート、エンターテインメントなどを発信してきた。開業時には「NO!!」の誌面で街の人々が参加するカウントダウン企画を実施した経緯があり、今回の復刊は、こうした両者の関わりを背景に企画された。

制作を担うのは、「Hey!PARCO×NO!!」復刊プロジェクト実行委員会。当時の編集部としての活動を終え、それぞれの仕事や活動を続けてきたメンバーが、福岡PARCOのラストイヤーをきっかけに集まった。以前の誌面で扱っていた視点や企画を引き継ぎ、一号限定の復刊に向けて取材・編集を行っている。

復刊号には、福岡PARCOにゆかりのある人々や、現在の福岡で活動する若い世代などが登場する予定だ。かつての読者だけでなく、現在の天神・大名で過ごす世代も取り上げ、街を行き交う人々の服装や文化、発言を一冊に収める。

誌面では、過去の人気企画も復活する。「STREET STYLE」は、天神・大名の若者を撮影するストリートスナップ企画。それぞれの服装や着こなしを通じて、現在の街のファッションを紹介する。

「青年の主張」では、社会で問題となっているテーマについて、街の人々に自身の考えを語ってもらう。読者参加型の誌面を構成してきた企画の一つで、復刊号でも人々の意見を掲載する予定だ。

「100VOICE」は、街中の男女100人に同じ質問を投げかける企画。復刊号では「最近、何に感動しましたか?」をテーマとし、回答者それぞれの経験や出来事を集める。

10月2日の発表時点では、毎週末に天神・大名エリアで取材を行っていると案内した。取材時の目印は「NO!!」のロゴで、同誌を知っている人に限らず、年齢や性別を問わず参加を呼びかけている。

復刊号の仕様などの詳細は、後日発表する予定。「Hey!PARCO×NO!!」の特設サイトを公開しており、今回のリリースでは発売日や価格、販売場所は示されていない。

出典:株式会社パルコ プレスリリース